XLink/XPointer

XML Linking Language/XML Pointer Language


XLinkとはSGMLのマルチメディア拡張であるHytimeのリンク機能のサブセットで、ページの中身とリンク情報を独立的に管理でき、ページの中身を直接編集しなくても、利用者がリンク情報を追加できる技術のことである。また、XPointerは別に管理されているデータベースや固定化されたCD-ROMなどに保存され、書き換えができないメディア・データに関係を付けさせるためのリンク情報を提供できる技術で、これらのリンク情報を別に専用のファイルとして格納することで実現することができる。また、基本的にHTMLは、文書の一部やパラグラフ、単語などをリンクで指し示すのではなく、文書(ページ)のアドレスがリンク情報になるためにページ全体を指し示しているが、XLink/XPointerを利用することで、ページの中で参照する情報の範囲まで細かく指定できるため、目的の情報をより明確にユーザーに提供できるようになる。例えば、原稿に必要な引用部分の指定などでは、ページ全体を指定するのではなく、そのページの詳細部分を指定してリンクを張ることも可能になる。WWWの標準化団体W3C(World Wide Web Consortium/ワールド・ワイド・ウエーブ・コンソーシアム/ワールドワイド・ウェブ国際コンソーシアム)ではXMLの1つとして、すでにXLink/XPointer技術の標準化作業をしている。SGMLのマルチメディア拡張として、1993年頃からHytime技術に着目し、実績を蓄積してきた富士通は1998年9月22日に、世界で初めて、XLink/XPointerを処理するエンジンの開発に成功した。この技術は1998年9月30日 10月2日に日本コンベンションセンタ (幕張メッセ)で開催されたSGML/XML Japan '98で発表された。また、XLink/XPointer技術を採用したXML/SGMLブラウザHyBrickはダウンロードできた。W3Cは、インターネット上で電子商取引などに伴う多様なデータ交換に役立つと期待されているXMLを強化するためのハイパーリンク仕様「XLink/XPointer」をとりまとめ、一般の意見を受け付けるために公開した。詳細情報はURL(http://www.w3.org/TR/2000/CR-xlink-20000703/)または、URL(http://www.w3.org/TR/2000/CR-xptr-20000607)で知ることができる。