PointCast

PointCast Network for Windows

ポイントキャスト

米国のPointCast Network社が開発したスクリーン・セーバーにテレビで流れているようにニュースが表示されるリアルタイム・ニュース受信ソフトの名称。バージョン1.1では、情報を持ってくる時間を短縮するために圧縮機能が付加された。また、全部のニュースを持ってくるのではなくて、ユーザーの必要に応じて「経済」や「スポーツ」といったジャンルのニュースだけを選るようになった。ニュースを配信するPointCastの方法には、ネットスケープ・コミュニケーションズ(Netscape Communications)社やMicrosoft社も注目し、次期バージョンのブラウザではPointCastのニュースを見られるようになった。また、1996年10月に企業向けとして、社内でPointCastシステムを使って社内ニュースや部門ごとの発表などを流すためのサーバー・ソフトPointCast I-Serverを発表し、初心者向けに1996年10月7日から説明書や30日間有効の電話サポート、CD-ROMを購入したユーザーのみがアクセスできるコンテンツの提供、インターネット・スターター・キットなどがついているPointCast CD-ROMの店頭販売を開始した。PointCast社はトランス・コスモスと共同出資で日本語サービスを行う新会社ポイントキャストを1997年4月に設立し、日本でもサービスを開始することになった。1996年には、PointCast社が国際マーケットへの進出を戦略に据えていくことを決め、将来はヨーロッパよりも大きな市場になると考えて、第1フェーズとして、米国から行っている日本、韓国、アジア諸国、オーストラリア向けサービスに加え、日本語、ハングル、中国語、アジア向け英語の情報サービスを1997年の半ばにスタートした。第2フェーズではその他の国・地域への展開を開始した。1996年10月に米国のBerkeley Systems社は、PointCastと同様にニュースを受信できるスクリーン・セーバーAfter Dark Online Version 1.0の試用版を公開した。この頃に米国でブッシュという言葉が登場し、世界がPointCastを注目するようになった。1997年4月にPointCast Network社は、インターネットを通じてプッシュ型情報配信サービスが行なえるソフトウェアのPointCast Connectionを無償公開し、1997年6月10日には、大学をターゲットに絞り、大学生の関心が高い情報を提供する「PointCast College Network」と学校独自のコンテンツ・チャンネルを追加できるイントラネット放送ソフトウェア・ツールを大学に無料で提供する計画を発表した。PointCast社とBTG社は1997年6月17日にワシントンで開催された「1997 Armed Forces Communications and Electronics Association (AFCEA) TechNet」ショーで、政府機関の情報をプッシュ・テクノロジーを使って提供する「PointCast Network Government Insider」というサービスを提供すると発表した。1997年7月14日に米国のMacromedia社とPointCast社はPointCast Network 2.0上でのShockwave Flashのサポートを発表し、1997年10月16日にはPointCast Network日本語版のサービスを開始した。同時に朝日新聞社はPointCast Network社に対して100万$出資したことを発表した。PointCast社はCompanies Premierというコンテンツ・サービスで、First Call、Hoover's、Media General、Reuters Securities Newsなどの経済解析、解説を提供すると1997年12月に発表した。また、PointCast社はビザ・インターナショナル(VISA International)と提携し、PointCast NetworkにSET技術などのインターネット・コマース用セキュリティ・ソリューションを共同で追加することになった。日本法人のポイントキャストは1998年1月からPointCastに利用するWindows 95とNT対応の受信ソフト「PointCast Network 日本版 Ver2.0」の無償配布を開始した。デビッド・ドーマン(david Dorman)最高経営責任者(CEO)は1998年3月5日に、PointCast Network 2.5では、ネットワークの負荷を低減できるIPマルチキャストや即時警報に対応すると発表した。スクリーン・セーバーとして一時期世界を脅かせ、プッシュ技術の先駆けとして注目されたAfter Darkも時代には付いていけず、After Dark Onlineを1998年8月21日に閉鎖した。日本法人のポイントキャストは、情報配信システムPointCast Network日本語版で外国為替相場や国内の主要展示会情報など新たに3つのコンテンツを追加し、1998年8月28日からサービスを開始した。これらの情報は「自動差分アップデート機能」によりクライアントソフトのアップグレードボタンをクリックするだけで利用することができようになった。日本法人のポイントキャストは1998年10月16日からPointCast Network 2.6 日本語版の提供を開始した。1998年11月30日にPointCast Network社は、米国、カナダ、日本に続いて、ヨーロッパ市場をターゲットにしたイギリスとドイツでサービスを開始した。しかし、その翌日の1998年12月1日にPointCast Network社は、Mac版のPointCastの開発を中止すると発表した。これだけ急激にiMacユーザーが増えているとき、Mac版を中止するというその背景には何かきな臭さを感じたが、米国のPointCast社が買収されたことにより、「PointCast Network」は「EntryPoint」へと変わったことを受け、日本のポイントキャストは、情報サービス「ポイントキャスト・ネットワーク」及び「ポイントキャスト・イントラネット放送ツール」の日本版提供を、2000年5月31日を以って終了すると告知した。これだけ有名な企業が情報提供し、未来が期待されてきたにも係わらず、あっけなく終了した。インターネットのスピードと、企業の浮き沈みを明確にした現象といえる。日興証券系ネット証券の日興ビーンズ証券とIT証券は2000年12月26日に合併契約書に調印し、2001年3月12日に合併することになった。

[PointCastに情報提供者]
朝日新聞社
日経BP社
共同通信社
ロイター・ジャパン
時事通信社
エヌ・エヌ・エー
QUICK
日刊工業新聞社
ダン アンド ブラッドストリート ジャパン
パシフィック・データ
Bridge Information Systems
大和証券
日経マネー投信情報
フィスコ
ゾイックス
リクルート(ISIZE/CARLIFE)
リクルート(キーマンズネット)
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ウェザーニューズ
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