OpenType

オープン・タイプ

米国のアドビ・システムズ(Adobe Systems)社とMicrosoft社がPostScript Type 1とTrueTypeをクロスライセンスし、共同で開発したフォントの共通フォーマットの名称。これまで、それぞれPostScriptとTrue typeという互換性のないフォント・フォーマットで対立してきたが、OpenTypeで2つのフォーマットを統合できる。これが実現するとType1フォントとTrueTypeが1つの規格のもとで扱われることになり、ユーザーはフォント形式の違いを意識することなくフォントを使用できるようになる。OpenTypeは、マルチプラットフォーム対応で、各国語文字セットにも対応し、フォントデータの保護やストリームラインによるフォントの配布が可能になる。これでWeb上で閲覧に必要なフォントをその場でダウンロードすることも可能になる。Microsoft社とAdobe systems社はWebページにOpenTypeを埋め込むためのスタンダード提案をWWWの標準化団体W3C(World Wide Web Consortium/ワールド・ワイド・ウエーブ・コンソーシアム/ワールドワイド・ウェブ国際コンソーシアム)に提出しているいるが、提案が受け入れられると、ウェブデザイナーはユーザーがどのフォントを持っているかを気にせずに、好みのフォントをWebページに使用する自由が得られるようになる。すでに1996年2月、Adobe Systems社、Apple社、ネットスケープ・コミュニケーションズ(Netscape Communications)社は、WWW用フォントの共同開発を発表している。1996年5月にパリで行われたInternational World Wide Web conferenceでOpenTypeの規格が提唱され、1997年4月にOpenTypeの仕様が発表された。仕様書の詳細情報はURL(http://www.microsoft.com/truetype/tt/tt.htm)で知ることができる。1997年7月21日にWWWの標準化団体W3C(World Wide Web Consortium)はOpenTypeをベースにしたドラフトを公開した。ドラフトはURL(http://www.w3.org/TR/WD-font)で読むことができる。Adobe Systems社とMicrosoft社、Agfa-Gevaert社の3社は1997年7月29日に、W3Cで評議中のWWW向けフォント仕様をサポートしていくことを発表した。