4元数

quaternion

クォータニオン

アイルランドの数学者で天文学者のウィリアム・ローワン・ハミルトン(William Rowan Hamilton/1805〜1865)が1843年10月16日に、ダブリンにあるロイヤル運河の土手を妻と散歩しているときに発見した、数学に4次元をもたらした代数学上の概念の名称。William Rowan Hamiltonは22歳の大学在学中に天文学の教授になり、1828年にハミルトンの特性関数を導入した「光線系の理論(Theory of Systems of Rays)」第1部を公刊している。またダンシンク天文台(Dunsink Observatory)の責任者でもあった。詳細情報はURL(http://www.maths.tcd.ie/pub/HistMath/People/Hamilton/Quatern1/Quatern1.html)または、URL(http://www.maths.tcd.ie/pub/HistMath/People/Hamilton/)で知ることができる。William Rowan Hamiltonの数学理論の論文の原文はURL(http://www.maths.tcd.ie/pub/HistMath/People/Hamilton/Papers.html)でPDFなどがダウンロードできる。4元数は、1864年にジェイムズ・クラーク・マクスウェル(James Clerk Maxwell/1831〜1879)が発表した電磁波に関する理論(theory of electromagnetic waves)の基礎になり、この理論が1895年のグリエルモ・マルコーニ(Guglielmo Marconi/1874〜1937)による無線電信(wireless telegraph)の発明にもつながり、ラジオやテレビ、レーダーの発明に貢献した。また、ハミルトンの4元数はべクトルと行列の祖先となり、4元数を3DCGゲーム・プログラミングに応用することも多い。