2004年1月以降のサイト攻撃や詐欺事件


●2004年1月8日/2002年2月26日にニューヨーク・タイムズ(New York Times)のコンピュータ・システムに不正侵入した22歳のAdrian Lamoが裁判で弁明をした。
●2004年1月9日/竹島(韓国名/独島)をめぐる日韓の領有権問題で、日本の個人サイトが韓国の悪口を載せたところ、韓国側から集中的な接続があり、サイトがパンクした。
●2004年1月10日/日本の電子掲示板「2ちゃんねる」が韓国側からとみられる集中的なアクセスで一時的につながらなくなった。
●2004年1月27日/「MyDoom」の攻撃が急激に増えた。
●2004年1月27日/SCO GroupがDDoS攻撃を受けていると認め、「MyDoom」の作者逮捕につながる情報に総額US$25万の懸賞金を提供すると発表した。また、攻撃に関与した人物の特定に向けて、米国FBI(米国連邦捜査局/Federal Bureau of Investigation)、NSA(National Security Agency/国家案全局)などの法執行機関に協力していることも報告した。
●2004年1月29日/警察庁はレポート「平成15年中における生活経済事犯の取締状況について」を発表し、167件がネットワークを利用した事犯として、229人、6法人が検挙されたことを公表した。
●2004年1月29日/Microsoft社のWebサイトに分DDoS攻撃をしかける「MyDoom」の亜種はオンラインセキュリティ会社Sophos社やF-Secure社をはじめ、McAfee社、Symantec社、Network Associates社、Computer Associates社のサイト、さらにはDoubleClickやFastClick、あるいはAtlas DMTといったオンライン広告会社が運営するサーバーへのアクセスも阻害するなど、対象となるホストが65サイトに増えていた。
●2004年1月29日/Microsoft社のWebサイトに分DDoS攻撃をしかける「MyDoom」の亜種も発見され、米国のMicrosoft社も2004年1月29日に、「MyDoom」の亜種「MyDoom.B」の作者逮捕につながる情報に総額US$25万の懸賞金を提供すると発表した。
●2004年1月30日/Sophos社は2004年1月27日頃から急激した「MyDoom.A」が、たった4日間足らずで2004年1月全体の25.1%を占め、トップになったと報告した。
●2004年2月4日/SCO Groupのサーバーが「MyDoom」のDDoS攻撃を受けて停止した。
●2004年2月4日/Microsoft社はワームに感染したコンピュータがWebサイトにアクセスできない状態にしてあると述べ、「MyDoom.B」の攻撃を撃退したと発表した。
●2004年2月5日/イギリスのmi2gは「MyDoom」は215カ国で感染が確認され、経済的な損失はUS$390億ドルに及ぶと報告した。
●2004年2月6日午後から7日午前まで約18時間/契約者にMyDoomの感染が広がり、サーバーに負荷がかかたことで宮崎ケーブルテレビが運営する電子メールサーバーににわたって契約者のメールの送受信がしにくい障害が発生し、約100件の苦情があった。
●2004年2月9日/Golem.deで、これまでのと比べてメール拡散機能がなく(No more spreading via email or KaZaA)、ROT13 encryptionがない(No more ROT13 encryption)、バックドア・プログラムも組み込んでいない(no longer contains a proxy/backdoor DLL)など、機能を削ぎ落とし、DDoS攻撃攻撃を主な目的にした、「MyDoom」のソースコード(The source code for MyDoom.A is included)を配布し、攻撃の日付けも記載していない、Microsoft社のサーバーだけを攻撃するように仕組まれた「MyDoom.C(ドゥームジュース/Doomjuice)」」が発見された。
●2004年3月1日/長野県警は、オークションサイトを悪用してPCソフトの海賊版を販売していた、茨城県取手市のイラン国籍の無職男性(30)とその妻(34)を著作権法違反の疑いで逮捕した。
●2004年3月2日/インターネットの掲示板を使って、無許諾でCD-Rにコピーした「Microsoft Windows XP」と「Microsoft Office XP」などを販売していた青森県の男子高校生18歳を著作権法違反の疑いで、青森地検弘前支部に書類送検した。
●2004年3月4日/JALグループの人材派遣会社「JALビジネス」のサーバーが外部からの不正侵入を受けたとして、ホームページの運用を停止した。顧客や個人情報が外部に漏れた可能性もあるとしている。
●2004年3月1日〜3日/コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)のWebサーバーに対してDDoS攻撃があり、Webサイトを閉鎖した。
●2004年3月/電子メールでぞくぞくと配信されるウイルス「Netsky」「MyDoom」の亜種と「Bagle」の亜種のコンピュータ・コードを使って、2つのるウイルス開発者陣営間で「Hey, NetSky...don't ruin our bussiness, wanna start a war?」「to NetSky's creator(s): imho, skynet is a decentralized peer-to-peer neural network. we have seen P2P in Slapper in Sinit only. they may be called skynets, but not your...app.」「kynet AntiVirus - Bagle - you are a looser!!!!」などと、ののしり合いの舌戦を開始した。
●2004年3月3日/ホテルニューオータニ幕張は、顧客向けに配信しているメールマガジン「特選メール」の受信者約6000人に、ウイルスBagle亜種の1つである「Bagle.H」を配信した。
●2004年3月5日/利用していないインターネットの有料サイト料金の請求を装って、現金をだまし取っていたとして、無職容疑者(23),専門学校生(23)ら7人を詐欺容疑で、埼玉県警生活経済課などが逮捕した。
●2004年3月25日/尖閣諸島・魚釣島に上陸した中国人活動家7人を日本の海上保安庁が逮捕し、沖縄に移送したことから、中国外務省が即時釈放を要求するなど、中国と日本の関係がぎくしゃくし始めたことから、中国からのサイバー攻撃が懸念されている。
●2004年3月30日/財団法人「警察協会」が約1800万円をかけて製作し、2004年4月1日から警察主催の講習会で使う予定にしていた、警察庁が監修した広報用の「情報セキュリティー対策ビデオ」に出演したタレントの少女(16)が、知人が開設するホームページの改ざんに関与した疑いが強まり、全国の警察本部に配布したビデオとDVD1万本の回収を開始し、不正アクセス禁止法違反容疑で少女と友人2人の捜査を開始した。
●2004年4月22日/警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは警察庁監修の広報用ビデオに出演していたタレント(16)ら高校2年の少女3人について不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検した。
●2004年4月27日/徳島県警察本部生活保安課と生活安全企画課、徳島北警察署は、著作権者に無断で Web サイトに「ATOK16」をアップロードし、ヤフーオークションで募った客にダウンロードさせていた東京都国分寺市に住む無職男性を著作権法違反の疑いで逮捕した。
●2004年4月30日/茨城県経営者協会のホームページが、中国人の愛国意識に訴える声明文などに書き換えられていた。
●2004年5月10日/京都府警ハイテク犯罪対策室が「Winny」の開発者で、「2ちゃんねる」で「47氏」と呼ばれていた東京大大学院情報理工学系研究科助手(33)を著作権法違反(ほう助)の疑いで、国内で初めて逮捕した。
●2004年5月11日/茨城県警生活環境課と日立署がインターネットの求人欄に架空の会社名で求人情報を掲示し、応募者から保険料名目で現金をだまし取ったとして、土浦市のフリーライター(33)を詐欺の容疑で逮捕した。
●2004年5月15日/ロシアの「SecurityLab.ru」がCisco Systems社の社内ネットワークにクラッカーが侵入し、「IOS 12.3」および「IOS12.3t」のソースコード800Mバイトを盗まれたとURL(http://www.securityLab.ru/45221.html)で報じ、Cisco Systems社も相当量流出した可能性があることを認めた。
●2004年5月18日/福岡県警が発売前のゲームソフトをインターネットのホームページ上に掲示したとして、東京都墨田区横川の出版社社員(26)を著作権法違反容疑で逮捕し、勤務先の都内の出版社を著作権法違反容疑で家宅捜索した。
●2004年5月18日/モスクワのPositive Technologies社がCisco Systems社のソースコード盗難について、Sun Microsystems製サーバーからコードが盗まれた後、オランダのユトレヒト大学(Utrecht University/Universiteit Utrecht)にあるファイル・サーバー上で短時間、ソースコードへのリンクが張られたなど、流出サンプルコード、コードがどのように流出したかといった詳細情報を報告した。
●2004年6月2日/パソコンの通信教育会社「エスエスビー」が2002年2月から2003年8月にかけ、虚偽記載の修了証明書と申請書を受講者に職業安定所で提出させ、18人分の訓練給付金計432万円を国からだまし取ったとして、山形地検は12人を詐欺罪で起訴した。
●2004年6月10日/Valve Software社は「Half-Life 2」ソース盗難事件の容疑者が逮捕されたと報告した。
●2004年6月11日/インターネット上の人気ゲーム「ラグナロク・オンライン」に、他人のIDとパスワードを使って不正アクセスし、キャラクターを乗っ取ったとして、静岡県伊東市の無職少年(17)を、不正アクセス行為禁止法違反の疑いで名古屋地検に書類送検した。
●2004年6月15日/米国ので西海岸時間の午前5時30分から午前7時45分まで、2時間以上にわたってネットワーク障害が発生し、Google、Microsoft.com、Apple.comなどが、一時的にアクセスできない状態になった。ウェブ利用に関する統計を収集しているKeynote Systemsによると、通常の日なら上位40サイトへの到達可能性は99%を下回ることはめったにないが、81%にまで低下したと報告した。ただし、DDoS攻撃の被害にあったとは考えにくいとしている。
●2004年6月22日/兵庫県警捜査2課と神戸水上署が、インターネット銀行の口座に2003年9 12月ごろ、5 10回にわたってアクセスし、現金36万円を別の口座に送金して詐取したとして、ガソリンスタンド店員(32)ら4人を不正アクセス禁止法違反、電子計算機使用詐欺容疑で逮捕したと発表した。
●2004年8月4日/国民生活センターが、全国の消費生活センターからPIO-NET登録された架空請求に関する相談のうち、相談件数が多い業者名30社を掲載した。
●2004年8月5日/細田官房長官が2004年8月1日〜3日に、首相官邸や外務省、財務省、警察庁、防衛庁、海上保安庁の4省庁と法務省入国管理局、公正取引委員会がDDoS攻撃を受けたと報告した。
●2004年8月5日/コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が、静岡県警生活環境課と静岡中央署が「Yahoo!オークション」を悪用して海賊版ソフトを販売していた愛知県岡崎市の会社員男性(47歳)を著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。
●2004年8月11日/京都府久御山町の生涯学習情報サーバーが不正侵入され、ホームページに中国国旗と見られる旗が描かれ、「打倒小日本(小日本を倒せ)」「黒鷹基地」「Black Eagle Organization of China」などの文字が書かれていた。
●2004年9月3日/Yahoo!オークションを悪用して海賊版PCソフトを販売していた東京都中野区の無職男性(29歳)をYahoo!オークションとコンピュータソフトウェア著作権協会が連携して著作権法違反の疑いで逮捕した。
●2004年9月6日/ワシントン条約で個体やはく製、標本、器官の加工品などの無許可売買が禁止されているジャイアントパンダのはく製をインターネット・オークションで入札開始価格800万円で販売しようとした、大阪市阿倍野区の会社員(45)を販売目的陳列などの疑いで、大阪府堺市の無職(72)を無許可譲り渡しの疑いで警視庁池袋署が逮捕し、はく製を押収したと発表した。
●2004年9月8日/大阪府警曽根崎署は、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に民放テレビ局の20歳代の女性アナウンサーへの殺人予告の書き込みをしたとして、岡山県倉敷市の人材派遣会社員(26)を脅迫容疑で逮捕した。
●2004年9月20日/Symantec社が、2004年上半期のインターネットの脅威動向をまとめた報告書を発表し、電子商取引とWebアプリケーションを標的とした攻撃の急増を報告した。
●2004年11月19日/警視庁生活経済課と武蔵野署、東村山署は、インターネットを通じて大量の海賊版ゲームソフトを販売していたとして、東京都江戸川区のフリーライター容疑者(22)と、無職容疑者(23)を著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。
●2004年11月22日/東京電力はFTTHサービス「TEPCOひかり」のメールマガジンの一部ユーザーに対し、ウイルス「Netsky.Q」が添付されたメールが送信されたと発表した。
●2004年11月22日/大阪府警少年課と都島署は、人気アイドルグループ「モーニング娘。」のブロマイドに自分たちで偽のサインを書き込み、インターネット・オークションで販売した中学3年と高校1年の少女計3人を詐欺容疑で書類送検した。
●2004年11月23日/Korean Timesが2004年9月24 27日に最大のオンライン・ ゲーム会社のうちの1つのサイトへ侵入し、現金と交換可能な164億ウォン (US$1530万)のcyber cashを盗んだ罪でソウル・セントラル地区検察官(Seoul Central District Public Prosecutors)が2人のクラッカーを起訴したと報告 した。
●2004年11月25日/MosNewsはロシアのクラッカーがモスクワの税務警察データベースに不正侵入し、モスクワ市民の収入、アドレス、ビジネス、電話および金融歴史に関する情報にアクセスできる権利をUS$30支払うと見ることができるサービスを開始したと報告した。そのデータの中にはMikhail Fradkov首相や大実業家Roman Abramovichについての情報も含まれているということである。
●2004年12月24日/日本中の中年女性を虜にしたぺ・ヨンジュウンの公式サイトがDoS攻撃を受け、午前2時に一旦閉鎖したと報告した。