11名の天才プログラマー/スーパークリエータ


経済産業省及びIPA(情報処理振興事業協会)が実施している「未踏ソフトウェア創造事業」で、平成13年度に71件を採択し、このうち11件について評価したと2002年6月10日に発表した人達の俗称。詳細情報はURL(http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0002828/)で知ることができる。成果発表会が2002年6月28日〜6月29日の2日間、TEPIA(機械産業記念館)で開催された。ただし、天才と評価した審査員の名前が一切公表されていないことから、審査員のプログラミングに対する知識、クリエイティブな才能を見つけだす能力など、その評価基準を設定した人達を一般が評価できないという一方的な評価であり、民主的とはいえない、実に独裁的な審査といえる。民主的であるためには、審査員の名前の公表は当然であり、その経歴、研究成果の歴史などを公開すべきである。これでは、評価された人を評価した人が自信を隠し、勝手に評価したことになり、侮辱しているといえる。これが経済産業省及び情報処理振興事業協会(IPA)のより過多ということであれば、経済産業省及び情報処理振興事業協会(IPA)は民主的とはいえない、悲しい、無責任な考え方といえる。詳細情報はURL(http://www.ipa.go.jp/itx2002/summer/)で知ることができる。天才プログラマー認定制度で、2000年度には55人が対象になり、2001年度は8歳から68歳までの71人が「天才」候補に選ばれたということであるが、日本は天才王国なのか?安易に「天才」という言葉を使うと、「天才」とい言葉自体の品位が落ちるかもしれない。 経済産業省の外郭団体であるIPA(nformation-technology Promotion Agency, Japan/情報処理振興事業協会)が経済産業省の補助を受けて実施している「未踏ソフトウェア創造事業」で平成14年度に74件を採択して事業を実施し、2003年9月26日に中尾 恵、藤井 敦、田中浩也、川合史朗、新井俊一、五十嵐健夫、鈴木 健、大島芳樹の8人を「天才プログラマー/スーパークリエータ」として認定したと発表した。詳細情報はURL(http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004547/)で知ることができる。ニューヨークタイムズ(New York Times)とBusinessWeekは2004年4月12日に、米国のJohn Kerry(D-MA)上院議員が、1000万人の雇用を確保できる新しい産業の掘り起こしを目的に、大統領に優良企業として指名された場合は永久的な研究開発費の控除、研究のために連邦資金調達や長期擁護、投資家がそのような企業に対して4年以上ストックを保有した場合のキャピタルゲイン税の導入、全国規模での高速インターネットの実現などを提案したと報告した。詳細情報はURL(http://www.nytimes.com/2004/04/12/technology/12give.html)または、URL(http://www.businessweek.com/magazine/content/04_16/b3879111.htm)で知ることができる。経済産業省商務情報政策局情報処理振興課は2004年6月23日に、IPA(Information-technology Promotion Agency, Japan/情報処理推進機構)が補助を受けて実施している「未踏ソフトウェア創造事業」で、2003年度に90件を採択して事業を実施し、このうち19名について担当プロジェクト・マネジャー(PM)から「天才プログラマー/スーパークリエータ」クラスとの評価を得たとして「19名の天才プログラマー/スーパークリエーターを発掘」を発表した。詳細情報はURL(http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/press/0005348/index.html)で知ることができる。経済産業省は2004年6月23日に、IPA(情報処理推進機構/Information-technology Promotion Agency, Japan)が実施しているスーパークリエータを発掘・支援する「未踏ソフトウェア創造事業」採択プロジェクトの決定について情報を公開した。詳細情報はURL(http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/press/0005355/index.html)で知ることができる。経済産業省は2005年6月22日に、「未踏ソフトウェア創造事業」2005年度上期の採択案件が決定したと報告した。詳細情報はURL(http://www.meti.go.jp/press/20050621002/20050621002.html)で知ることができる。経済産業省は2005年10月12日に、13名の天才プログラマー/スーパークリエータを発掘〜2004年度第2回『未踏ソフトウェア創造事業』開発者の評価を公開した。詳細情報はURL(http://www.meti.go.jp/press/20051012003/20051012003.html)で知ることができる。経済産業省は2006年5月11日に、ソフトウェア関連分野における天才的な人材の発掘・育成を目的としている「未踏ソフトウェア創造事業」において、34件を採択し、2005年度上期事業を実施した結果、12名について「天才プログラマー/スーパークリエータ」の認定を行ったと報告した。詳細情報はURL(http://www.meti.go.jp/press/20060511002/20060511002.html)で知ることができる。

[誰でもネットサーチのプロになれる画期的なソフトウェア]
開発者名:飯塚 豊(株式会社エアフロント代表)
テーマ名:パーソナルサイズのマルチエージェント統合環境
担当PM:大黒晶議
開発成果の評価:通常私たちが使うブラウザ(InternetExplorerやNetscape navigator)では、インターネットのWebの閲覧くらいしかできないが、インターネット上の多くの情報源(掲示板、ネットニュース等)から必要な情報のみを取得し、仕分けまで行うエージェント機能をもつ画期的な情報収集ツールを開発した。
インターネット上級者が得ている情報は、ある程度インターネットを歩き回らないと情報を手に入れることができないが、全くの初心者であっても、上級者が得ているような話題の情報を、このツールにより瞬時に収集することを可能とした。
開発者の努力により、「未踏プロジェクト」発のソフトとして実社会にインパクトを与える日も近い。

[初心者でも簡単に3次元CG・アニメーションの作成を可能とする画期的なツール]
開発者名:五十嵐 健夫(東京大学ポストドクター)
テーマ名:初心者による3次元アニメーションの構築と利用のためのインタフェース
担当PM:竹内 郁雄
開発成果の評価:
このシステムは、これまでエキスパートが膨大な時間をかけていたCG作成の負担を軽減し、子供を含む全くの初心者でも簡単に取り扱えるような3次元CG・アニメーションの構築・利用環境を実現している。成果物については、その自然さに驚かされる仕上がりとなっており、まさに「百聞は一見にしかず」そのものである。デモを一回見れば、発想の本質的な面白さがただちに理解できる。
さらに、開発者は、思いついたアイデアをごく短期間で(彼の場合Javaで)プロトタイピングして、すぐにデモとして見せられるレベルにしてしまうほどのプログラミング能力を有しており、これは第一線の研究者たるべき足の速さを意味している。

[世界最高速の高速フーリエ変換(FFT)ソフトウェア]
開発者名:高橋 大介(筑波大学講師)
テーマ名:高速化した計算機システムにおける高速フーリエ変換ソフトウェア
担当PM:平木 敬
開発成果の評価:高速フーリエ変換(FFT)は、数値計算として最も基本かつ最も広く使われているアルゴリズムである。今回開発されたソフトウェアは、その汎用性、性能ともに未踏領域のものとなっており、現在多く用いられているFFTソフトウェアと比較して、安定的に、より高速に評価結果を得ることが可能である。
これは、開発者のFFTの基本原理に対する理解、想像力、プログラム開発における創造力が揃ってはじめて実現されることであり、今後、我が国が誇れるソフトウェアとして育つ可能性を持っている。

[汎用化へのボトルネックを解消したカオス暗号システム]
開発者名:奥冨 秀俊(東芝情報システム株式会社)
テーマ名:カオス暗号+認証方式での認証局提案とコンテンツ配信・購買応用
担当PM:松島 克守
開発成果の評価:カオス暗号は、カオス関数の不規則性を利用して暗号化する非常にセキュアな技術であるが、暗号化・復号に当たっては極めて高精度な数値演算を必要とするアプローチであるため、これまでは、異なるプロセッサ機種間の演算特性差に対して演算誤差を生じたり、浮動小数点演算機能等を有したプロセッサへの実装に限定されていた。
開発者は、カオス暗号を整数演算及びビット演算のみで演算する方法を考案し、プロセッサの種類に依存することなくあらゆるシステムへの搭載を可能とし、これまでのカオス暗号の幅広い普及に向けたボトルネックを解消した。
本システムは、カオス暗号におけるこれまで常識とされていた技術的限界に対して風穴を空けるものであり、汎用化に向けて大いに前進させる画期的な取り組みとして評価できるものである。
以上