オールネット

ALLNET


米国の通信大手のメディアワン・インターナショナル・ホールディングズ(MediaOne International Holdinng)社のほか、米国の映画制作大手のタイムワーナー・ケーブル(Time Warner Cable)社や伊藤忠商事、東芝などが出資して1995年1月に設立されケーブルテレビ運営会社タイタス・コミュニケーションズが1998年7月23日に発表した、ケーブルテレビ(CATV)用の光ファイバー・ケーブルを使い、テレビと電話、インターネットを一括して運用するサービスの名称。米国のCATV大手メディアワン(MediaOne)社が筆頭株主のタイタス・コミュニケーションズは1998年9月17日に郵政大臣に認可を申請し、千葉県柏、我孫子市でインターネット接続サービスの試験運用を開始した。1998年10月から本格稼動する。また、東京都や神奈川、群馬県などの一部、合わせて6地域で、CATVサービスを営業していることから、さらにALLNETが広がることになりそうである。タイタス・コミュニケーションズはすでに1997年6月に、CATVを利用した電話サービス「オールテル(ALLTEL)」も開始していることから、これでテレビ、電話、インターネットの3つのサービスを提供できる国内初めてのCATV会社になった。オールネットには、1ユーザー当たりの最大通信速度を制限でき、特定ユーザーの利用状況が他のユーザーの実行通信速度に与える影響を抑えることができる米国のCom21のケーブル・モデムが利用され、回線速度や接続パソコン台数などによって7種類のメニューがある。512Kbpsの「ベーシック」がケーブル・モデムのレンタル費を含んで月6000円で、1Mbpsの「プレミアム」は月1万5000円で、いずれも10Mバイトまでホームページが持てる。また、企業向けとしては1.5Mbpsの「ハイスピードLAN」が月3万円で、3Mbpsの「ウルトラハイスピードLAN」が月25万円となっている。タイタス・コミュニケーションズはさらに1999年6月1日から、神奈川県相模原市と大和市でオールネットのサービス提供を開始し、2000年3月1日には、インターネットを使った音声通信技術であるVoIPを利用した電話サービスの実証実験を板橋センターと西東京センター間で開始したと2000年3月15日に発表した。Microsoft社は2000年4月10日、つぎに米国のCATV大手メディアワン・インターナショナル・ホールディングズ(MediaOne International Holdinng)社が筆頭株主のタイタス・コミュニケーションズの株60%を取得し、買収することを正式発表した。余剰人員などをCATVインターネット接続事業にあて、混乱を招いている日本のCATV関連事業者は、完全に乗り遅れる可能性がでてきた。