ループ

loop


指定した特定の部分を繰り返す行為の総称。サンプリング・サウンドにおいて重要な機能の1つ。サンプリングしたサウンドを音楽に用いる場合、一部分を繰り返しループして、そのサウンドを好きなだけ持続させることができる。またループがうまくいけば、ループに用いた場所以外のサウンドを消して(波形のトランケート)、メモリの節約をすることもできる。ループの中で一番多く用いられるのは、鍵盤の押されている間、ループ・スタート・ポイントからループ・エンド・ポイントまでを何度も繰り返し演奏するサスティン・ループである。ループ・ポイントの位置がうまく決まれば、たった1波形のループでもサスティン・ループを作ることができる。これに対して鍵盤を離したときにループが始まるリリース・ループも多く用いられる。サウンドをループするには2つの基本的な方法がある。1つは、鍵盤を押しはじめてからループ・スタート・ポイントを通りループ・エンド・ポイントまでいったサウンドが再度スタート・ポイントへジャンプし、演奏を続けるフォワード・ループ(Forward Loop)で、もう1つは、ループ・スタート・ポイントからループ・エンド・ポイントまでいったサウンドが、今度は波形を時間と逆方向に読みながらループ・スタート・ポイントまで戻り、またループ・エンド・ポイントへと何度も繰り返しつづけるバックワード・ループ(Backward Loop)である。ただし、ループ・ポイント付近ではかならずしもうまくループがとれるわけではなく、しばしばグリッチ(glitch)というノイズが発生する場合があるが、このようなときには、ループのスタート・ポイントとエンド・ポイントが交差するクロスフェード・ループ(Crossfade Loop)を用いることが多い。