リア・プロジェクション・エフェクト

Rear-projection effect/background projection/screen process

バックグラウンド・プロジェクション/スクリーン・プロセス

映画やテレビで使われるアナログ方式のSFX技法の1つ。もっとも古い映画の特殊効果技術の1つで、1910年頃から使われていた。システムはまず後方にスクリーンを設置し、そのスクリーンの後方からライブ・アクション・フィルム(live action film/動きのある映像)を映写し、スクリーンの前で演技する俳優などと合成して、同時に撮影する技法で予算のかさむロケーションをスタジオで済ますことができる。アルフレッド・ヒッチコック(Sir Alfred Hitchcock/1899〜1980年)監督の救命艇(Lifeboat/1944年)では、ボートの前や横から水をかけて、より臨場感を出していた。ただし、リア・プロジェクション・エフェクトには大きな弱点は、ホットスポット(スクリーンの中央が周辺部に比べて明るくなる現象)を避けるために長焦点レンズを使うことから、映写距離が長くなり、さらにスクリーンで拡散した光の損失が大きく、広いスクリーンに映写するのには向かないことで、それを解決するためにライブ・アクション・フィルム(live action film/動きのある映像)を前方から映写するフロント・プロジェクション・エフェクトが生まれた。