マスキング

masking


型抜きした紙やフィルム、抜き版をマスクといい、これで特定の部分を覆い隠す行為の総称。合成写真を作成する場合や画像のある一部分だけをレタッチする場合に利用する。また、カラー印刷の製版をする場合、色分解の過程で行う色修正、階調補正、下色除去などの修正にも用いる。マスキングするために、原稿から作成したポジ・フィルムやネガ・フィルムのことをマスクという。これを原稿に重ねて分色ネガの濃度を増せば、除去したい色や階調の刷色が減少する。パソコンのDTPソフトでは、電子的にこれらを行う。例えば、アドビ・システムズ(Adobe Systems)社のAdobe Photoshopでは、覆い隠したい部分だけを抜き出した画像や、色修正や階調補正するための画像を、モニタ上で確認しながら作業することが可能である。また、文字などのビット・パターンの一部を抽出したり変更したりするためのマスキングもある。例えば、00101011という8ビット・パターンの左から3ビット目が1ということを調べるには、00100000というマスクとの論理演算を行う。このときの00100000をマスクという。SFX映画でマッド・ペインティング(Mad paintung)を使って、実写と合成するときにもマスキング技術は多用される。