フロント・プロジェクション・エフェクト

front projection effect


スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick/1928年〜)監督・脚本・制作の2001年宇宙の旅(2001 a space odyssey/1968年)で初めて実用化された技術で、映画やテレビで使われるアナログ方式のSFX技法の一つとして、リア・プロジェクション・エフェクトが半透明のスクリーンを使うのに対し、フロント・プロジェクション・エフェクトは3M社が開発した高反射性スクリーンを使用する。前方からの映像はビーム・スプリッター(beam spliter)またはツー・ウェイ・ミラー(two way mirror)という半透明鏡で90度角度を変更し、プロジェクタとカメラを同一線上にして画像を重ねる。フロント・プロジェクション・エフェクトには、スクリーンに投影するプロジェクターのレンズと撮影レンズを完全同期させたズームレンズを使ったゾブティック・システム(zoptick system)を使って、静止しているものがあたかも飛んでいるように見せる方法やカメラとスクリーに写す映像を同時に動かして、静止しているモノが前に進んでいるように見せるムービング・フロント・プロジェクション(moving front projection)、野外の恐竜映画などの撮影にも多く使われているマット・フロント・プロジェクション(matt front projection)、2つのライブ・アクション・フィルム(live action film/動きのある映像)を重ねて映写するダブル・エクスポージャ(double exporser)、3つのライブ・アクション・フィルム(live action film/動きのある映像)を重ねて映写するトリプル・エクスポージャ(triple exporser)といったバリエーションも生まれている。ただし、ダブル・エクスポージャにリア・プロジェクション・エフェクトなどを重ねる場合もトリプル・エクスポージャという。