パリス・ヒルトンのCGM大作戦

本当に、パリス・ヒルトンはセックス大好きの金髪で、お馬鹿さん?

セクシー・タレントとして登場したパリス・ヒルトン(Paris Hilton)が展開してきた一連の事件を眺めていくと、そこには一筋の最新情報技術を活用したCGM作戦が見えてくる。セックス大好きの金髪で、お馬鹿さんというイメージは、作戦の一環に過ぎないのかもしれない。まず、パリス・ヒルトンが世間で一気に知られるようになったのは、膨大なパリス・ヒルトンのセックスス・キャンダル・スパムで、毎日数本、多いときには数10本のスパムが個人のメール・アドレスに配信され、IT業界で話題になり、毎日のようにスパムを捨てる作業を個人ユーザーに強要し、同時にその責任はパリス・ヒルトンではなく、配信者への叱咤となって世界中で非難され、さらに毎日送られてくるスパムのタイトルから、その下品なパリス・ヒルトンの行動が話題になり、次にインターネット・ユーザーを悩まし続けてきたパリス・ヒルトン・ウイルスの登場、さらにパリス・ヒルトン・スパイウェア、携帯電話が話題になると、パリス・ヒルトンの個人用携帯電話のBluetoothを利用した個人情報漏洩事件が発生し、米国中のメディアで2005年2月25日に騒がれた、携帯電話に保存されていた、ハリウッド・スターなど多くの友人達の個人情報やパリス・ヒルトンの電子メール・アドレス、Pパリス・ヒルトンのプライベートなヌード写真などが漏洩し、インターネット上で公開され、その内容は赤裸々で華麗ななパリス・ヒルトンのセックス・フレンド関係、さらに携帯電話のメモリーから取り出されたパリス・ヒルトンのプライベートなセクシー写真、さらにビデオまでが登場した。さらに波紋が広がり、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)のJohn Schwartzは2005年2月27日に、コラムで「Some Sympathy for Paris Hilton」を公開し、サイバースペースではみんな裸なので、プライバシーが一端漏洩したら、もう騒いでも無駄と慰めで締めくくっている。詳細情報はURL(http://www.jiten.com/index.php?itemid=1253)または、URL(http://www.nytimes.com/2005/02/27/weekinreview/27paris.html?th)で知ることができる。この話題はIT専門誌でも取り上げ、Computerworld Securityは2005年2月28日に「Paris Hilton You」で、他人のスキャンダルと騒いでいるが人ごとではないと、警告した。詳細情報はURL(http://www.computerworld.com/newsletter/0,4902,100032,00.html?nlid=SEC)で知ることができる。ある会社は、そんな個人情報を膨大に買い集め自慢していると、New York Timesの記事には掲載されてしまた。ただし、Washington Postは2005年5月19日に、世間を騒がせたパリス・ヒルトン(Paris Hilton)の携帯電話ハッキング・ツールは、「ソーシャル・エンジニアリング」を使用したと報告した。つまり、パリス・ヒルトンの携帯電話からプライベート・フォトを得たハッカーは、技術的なハッキングの代わりに、秘密情報を与えるためにTモバイルの従業員を説得し、アクセス・コードを受け取ったと報告している。詳細情報はURL(http://www.jiten.com/index.php?itemid=1253)または、URL(http://www.jiten.com/index.php?itemid=1887)または、URL(http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/05/19/AR2005051901854.html)または、URL(http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/05/19/AR2005051900704.html)で知ることができる。例えばスパムでは、パリス・ヒルトンは金髪のお馬鹿さんという話題として、「Paris Hilton: 'Who's Tony Blair?'」と、イギリスの首相も知らないと世界中で話題になり、MSNBCが2005年11月22日には「'FBI-Paris Hilton' worm called the year's worst」と、2005年の最悪ワークであったと報告している。詳細情報はURL(http://www.msnbc.msn.com/id/10162734/)で知ることができる。この他にも、スパムやウイルス、ワームの世界で、パリス・ヒルトンの名前が出ない日は無くなってしまった。また、パリス・ヒルトンはパパラッチへの配慮も完全で、毎日決まった時間に同じ店に行き、ときには人が驚くほど大量な買い物をし、松葉杖で怪我をしたといって登場し、毎回のように乗り換える高級車で事故を起こし、パパラッチに話題になる情報を提供し続け、不安定なパパラッチの固定収入確保に貢献し、それと同時に世界中にパリス・ヒルトンの派手な生活情報が配信され、下品な行動と、セックス・スキャンダルまみれのパリス・ヒルトンがヒルトン帝国の令嬢であるという大きなギャップとして話題になり、金髪のお嬢様の馬鹿な行動を見て優越感を貧乏人に与え、「Paris Hilton Browser 」までが売り出されている。詳細情報はURL(http://www.shareup.com/Paris_Hilton_Browser-download-17924.html)で知ることができる。ただし、これだけ金髪のお馬鹿さんでスパム、ウイルス、ワーム、スパイウェアで大きな話題になっているパリス・ヒルトンのブラウザで問題が起こっても個人責任で処理する必要があることだろう。Search Insiderは2005年12月29日に、「Lycos」の検索トップ10が公開されたと報告し、トップは「Paris Hilton」であった。詳細情報はURL(http://www.jiten.com/index.php?itemid=3142)または、URL(http://publications.mediapost.com/index.cfm?fuseaction=Articles.showArticle&art_aid=37853)で知ることができる。また、世界で一番大きな映画データベース「IMDb.com」が、IMDb.comの3000万人以上のユーザーの批判的な査定、ヒット、実際の検索数に基づき、2005年映画スター・ランキングのトップ25「STARmeter Top 25 for 2005」を発表し、まだそれほど有名な映画に出演していない「Paris Hilton」はトップ5に入った。その顔ぶれを見たとき、トム・クールズ、ニコール・キッドマンも抜き、それは単なる驚きではない。詳細情報はURL(http://www.jiten.com/index.php?itemid=3128)または、URL(http://www.imdb.com/features/rto/2006/starmeter)で知ることができる。2006年8月23日にデビューアルバムのプロモーションのため来日したパリス・ヒルトンは渋谷のHMVで、一定のスチル・カメラマンへの対応の後、報道関係者のカメラを規制して締め出し、ファンの携帯や、デジカメによる撮影は規制しないという、これまでの考え方とは異なった行動に出て、さらに自らデジカメのビデオモードでステージ上からファンを撮影し、YouTubに掲載すると報告した。詳細情報は2006年8月22日に開設された「パリス・ヒルトン・チャンネル」のURL(http://www.youtube.com/parishilton)または、URL(http://www.youtube.com/watch?v=QzeGjujMIGs)で知ることができる。これまでのマスコミ優先から、ファン優先のイベントに方向性が大きく変わってきている。一定のマスコミが報道する情報の力と効果より、ファンが直接あって、ブログで公開し、みんなが無制限に口コミで広げていく、さらにその情報はコピーされ、さらにペーストされて広がっていく、従来の方式だけではなく、ファンを巻き込んだ時間の制限を無視したCGM(Consumer Generated Media)効果までを活用した作戦とも言える。2006年8月27日にはInfoWorld | Newsが、「Paris Hilton accused of voice-mail hacking」と報道し、その情報を世界中のメディアが配信した。詳細情報はURL(http://www.infoworld.com/article/06/08/25/HNhiltonhacking_1.html)で知ることができる。これまでのハリウッド・スターの売り込み作戦を短期間に軽く超越したパリス・ヒルトンのCGM作戦は、さらに注目する必要がある。Parks Associatesは2006年12月7日に、インターネット・ビデオ・コンテンツ市場予測レポート「Internet Video Revenues to Exceed $7 Billion in 2010」を公開し、2010年にはUS$70億市場になると予測した。ただし、本格化するのは2008年からで、2007年の収入は85%がユーザーによるコンテンツ、テレビ、およびニュースストリームに取り付けられた広告収入になり、2010年にはテレビ番組と映画のダウンロード・レンタル・サービスが総収入の40%になると予測した。詳細情報はURL(http://www.parksassociates.com/press/press_releases/2006/internet-video2.html)で知ることができる。米国民主党の大統領候補者ヒラリー・クリントン(Sen Hillary Clinton/NY)、バラック・オバマ(Sen. Barack Obama/IL)、ビル・リチャードソン(New Mexico Gov. Bill Richardson)は大統領選に出馬するとWebを活発に利用していることから、米国中のマスコミが米国大統領選と、Webの力を検討し始めた。政治戦略家のハンク・シャインコフ(Hank Sheinkopf/この人もドイツ語で翻訳すると「光る頭」になるのでユダヤ人でしょう)は、「だれが最も良いテレビコマーシャルを開くか、そして、だれが最大のダイレクトメールを配送するか、そして、またはだれが最も多くの電話をかけることができるかというこれまでの方式に関して、(今回の大統領選では)これらのキャンペーンは役に立たないでしょう。これまで以上にネットで、より多く使用される現実を見ることでしょう。」と言い、「発信したいとき、ニュースを発信できる。」と解説している。専門家は、ウェブが安価であり、政治上のメッセージのコントロールを許し、有権者グループを対象とすることができると言っている。ただし、Webのホームページで騒いでいるが、自分が構築したホームページのビデオより、本当の怖さは簡単に口コミで広がる両刃の刃を持った「オンライン・ビデオ共有」とくに「YouTube」の利用といえる。2006年11月7日に投票があった米国の中間選挙で、モンタナ州のコンラッド・バーンズ(Conrad Burns)と、バージニア州のジョージ・アレン(George Allen)という2人の元ブロードキャスターの上院議員は、公聴会で居眠りしていたコンラッド・バーンズ議員が「Conrad Burns' Naptime」としてビデオ共有サイト「YouTube」で公開され、落選した。これまでの、伝統的なメディア、放送、およびケーブルニュースネットワークを利用して当選してきた議員の命日になったとも言われ、同時にこれまでのように巨額の資金を使ってテレビに広告を出してきたが、それらの多くが否定された。詳細情報はロイターの「Clinton campaign shows Web power in White House race」のURL(http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=internetNews&storyID=2007-01-22T212052Z_01_N20369612_RTRUKOC_0_US-USA-POLITICS-CLINTON.xml&WTmodLoc=InternetNewsHome_C1_%5bFeed%5d-2)または、ニューヨークタイムズ(New York Times)の「On Web, Voters Question Clinton Directly」のURL(http://www.nytimes.com/2007/01/23/us/politics/23webcast.html)または、ワシントンポスト(Washingtonpost)の「Clinton Dives in Media Waters」のURL(http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/01/22/AR2007012201303.html)または、ワシントンポスト(Washingtonpost)の「Throwing Their Blogs into the Ring」のURL(http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/01/22/AR2007012201088.html()で知ることができる。Nielsen//NetRatingsが2007年3月29日に発表した情報によると、2007年2月の時点で、Celebrity gossip(有名人のゴシップ)ニュース関連の19のサイトの選択されたサンプルが年間40%増加していた。また、訪問者はこれらのサイトで、より多くのコンテンツを見て、総Webページ・ウェブ・ビューが108%増加していたと報告した。詳細情報はURL(http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_070329.pdf)で知ることができる。