電話網とコンピュータ通信網の違い


電話網とコンピュータ通信網は同じ通信網を使うが、電話網は発信元と着信元が決まれば、どの経路を通って接続するかを交換機が決定し、そのための容量を確保する。インターネットやパソコン通信など、コンピュータ通信網は経路が決まっていないで、空いている通信網を使ってデータや音声が流れ、接続される。全てが混んでいると前に進まず、空きができるまで待つ。そのかわり通信コストがきわめて安い。最近、日本の通信網に使われているバックボーンの容量が少ないことや、プロバイダのサーバーが接続最大容量が少ないの割に多くの会員を集めすぎたため、E-mailの到着時間やインターネット上からダウンロードできるデータにかかる時間が長すぎる場合が多発している。極端な場合は1日以上遅れてE-mailが届く場合も報告されている。接続料金が安いプロバイダは、それだけ多くの会員を集める必要があり、接続時間がかかるといった噂が流れている。安物買いの銭失いにならないように注意すべきである。また、通信規制の緩和によって通信と放送の垣根がなくなると、電話網としても活用できることから、CATVがコンピュータ通信網分野に参入するということも十分に考えられる。また、すでにガス、水道、電気などのように、各家庭まで通信網以外でネットワークを確保している業界が電話網とコンピュータ通信網に参入してくることだろう。2000年4月1日にシンガポールが通信史上の大幅自由化に乗り出し、携帯電話などの分野でも新たに国内外の58社に免許を交付し、国内固定電話事業にも日本企業などが出資するなど、新規参入が急激に盛んになり、今後はサービス、料金などの競争激化へ拍車が掛かることだろう。総務省は2003年12月12日に、2002年度(2002年4月1日〜2003年3月31日)の国内の通信利用状況をまとめ、国内の総通信時間は前年度と比べて12.5%減少して57.5億時間となり、中でも携帯電話やブロードバンド普及の影響から、固定電話から固定電話の総通信時間は20.2%減の36億8000万時間と大幅に下落したと報告書「トラヒックからみた我が国の通信利用状況(平成14年度)」を公開した。また、契約数は2003年9月末の速報値と2002年9月末を比べると、固定系は0.8%減少の6060万件であった。詳細情報はURL(http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/031212_3.html)で知ることができる。ソニー、松下電器産業、三菱電機の3社は2005年6月3日に、高速PLC(宅内高速電力線通信)の普及を目指す業界団体のCEPCA(CE Powerline Communication Alliance)を設立した。ソフトバンクBBは2006年7月14日に、総務省関東総合通信局から実験用高速電力線搬送通信(高速PLC)設備の設置許可を取得し、実証実験を開始した。実験は10月31日までソフトバンクBB本社内で実施すると発表した。詳細情報はURL(https://www.softbankbb.co.jp/press/2006/p0714.html)で知ることができる。