スペシャル・メーキャップ・エフェクト

special makkeup effect


映画やテレビで使われるアナログ方式のSFX技法の1つ。サイレント時代の「ノートルダムのセムシ男」や「オペラ座の怪人」などで、すでに多く使われていた顔の変装技術の総称。古くは鉛筆でシワを描くだけであったが、その後、パテを混ぜたグリースペイントの厚いコーティングの上に鉛筆でシワを付けたり、チリメンで作られたヒゲやマユ、パウダーやアルミニュムを振りかけたグレイの髪の毛などが登場し、最近ではもっと化学的で、気孔まである人工皮膚などが開発されている。最近のメーキャップには大きく分けてフォーム・ラテックス・アプライエンス(form latex appraience)とダミー(dummy)、モンスター・スーツ(monster suit)、スモール・スケール・メカニカルまで埋め込んだモノが登場している。フォーム・ラテックス・アプライエンスとは、解剖学的な知識をもとにメーキャップ・ピースを作り、俳優の顔や身体に接着剤で固定し、着色して別のイメージを作る技術で、例えば猿の惑星(Planet of the Apes/1968年)の猿やゴッドファーザー(the Godfather/1971年)のマーロン・ブランド(Marlon Brand)などは有名である。スモール・スケール・メカニカルまで埋め込んだモノで有名な作品には、エクソシスト(the Exorcist/1973年)や裸のランチ(Naked Lunch/1991年)などが有名である。また、米国のミックスマスターという調理用のミキサーメーカーであるサンビーム社のミキサーでディック・スミスの指示道理、4種類の化合物の調合の量とタイミングを指示し、それを型に流し込み、さらにオーブンで加熱して作るフォーム・ラテックス・アプライエンス技術でメーキャップ・ピースを作り、俳優の顔にそれらを接着、着色して別のイメージを作るメーキャップ方法が、多くの映画で使われるようになった。最近では光造形システムを使ったスペシャル・メーキャップ・エフェクト技術も開発されている。