コンカレント・エンジニアリング

concurrent engineering/CE

並行設計

地理的に離れた設計部門、生産部門、資材部門を画像も送れるマルチメディア・ネットワークで結び、資材部門の資料と生産部門の状況を把握しながら、最も効率的な設計をするシステムの総称で、一種のコラボレーションである。製品開発の立案・概念設計から構造解析・試作製造・部品の詳細設計・製造までを並行的に同時に進め、すべての作業従事者が工場内の情報を共有化することによって、生産ラインでの無駄やムラを徹底的に排除しようという発想からできたシステム。新製品の開発を短縮し、顧客ニーズにあった製品をいち早く市場に投入するのが目的で、製造業ルネッサンスともいわれ、このようなシステムは世界各国で同時進行している。とくにドイツの自動車業界では、1994年からオートファクトリー2000と名付けられた自動車工場モデルが話題を呼んだ。また、CAEと3次元CAD/CAM(コンピュータによるエンジニアリング・設計・製造)を連携させた統合システムは今後、製品データを共有するコンカレント・エンジニアリングの重要な道具になる。