人の脳内に流れる電気信号をコンピュータに直接結びつけることで、考えるだけでコンピュータを操作できるインタフェースの総称。BCIには、帽子型の電極を使って頭の表面で脳波信号を読み取る手法と、脳に電極を直接埋め込み、ニューロンの活動を信号として読み取る手法が考えられている。また、BCIを医学的に考えて開発しているグループと、バーチャル・リアリティの手法として開発しているグループがある。ただし、過去にもアートと科学が協調して開発された技術も多いことから、BCIもお互いに長所を生かした開発が進み、実用化される可能性は高い。ロチェスター大学(University of Rochester)で「BCI」を研究しているジェシカ・ベイリス(Jessica Bayliss)助教授は、全身が完全に麻痺した状態である「ロックド・イン症候群(locked in individuals)」の患者の脳内に流れる電気信号をコンピュータに接続し、車椅子を操ったり、簡単なワープロソフトを使って意志を表現できるシステムを開発している。詳細情報はURL(http://www.cs.rit.edu/~jdb/)で知ることができる。また、フィンランドのヘルシンキ工科大学(Helsinki University of Technology in Finland)のラウラ・ライティネン(Laura Laitinen)は、バーチャル・キーボードの開発に取り組んでいる。詳細情報はURL(http://www.lce.hut.fi/research/bci/)で知ることができる。コロラド州立大学(Colorado State University)のチャールズ・アンダーソン(Chuck Anderson)準教授は、手紙を書く、複雑なかけ算の問題を計算する、ボード上に書かれている数字を頭の中で視覚的に思い浮かべるなど、脳を用いる5種類の課題を検証し、被験者がどの課題を行なっているかを最高70%の精度で判別できるようになっている。詳細情報はURL(http://www.cs.colostate.edu/~anderson/)で知ることができる。マサチューセッツ州のサイバーキネティックス(Cyberkinetics)社は、イギリスの科学雑誌ネーチャーの2002年3月14日号でbrain-computer interface technologyとして、BNI(Braingate Neural Interface/ブレインゲート・ニューラル・インタフェース)を開発したことを発表した。詳細情報はURL(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=11894084&dopt=Abstract)で知ることができる。Cyberkinetics社では2004年の臨床試験の認可を求めて、2003年にFDA(Food and Drug Administration/米国食品医薬品局)に開発したBNIを申請することになっている。詳細情報はURL(http://www.cyberkineticsinc.com/about.htm)で知ることができる。さらに、ブラウン大学(Brown University)の神経科学者たちは、前臨床開発に基づいた、患者がコンピュータと情報をやりとりできるよう設計されたブレインゲート・ニューラル・インタフェース(ブレインゲート・ニューラル・インタフェース)を開発し、猿の脳でコンピュータ・ゲームをプレイさせる実験に成功している。米国のサイバーキネティックス(Cyberkinetics)社は独自に思考するときに発生する脳内信号をコンピュータに伝える「BCI」を考案し、「BrainGate」を開発したと2003年11月10日に発表した。詳細情報はURL(http://www.cyberkineticsinc.com/CKI-SFN-FINAL-11.10.pdf)で知ることができる。理化学研究所は2004年2月27日に、理研ニュース別冊として、「なるほど!脳の中身が見えてきた!」のPDF版を公開した。詳細情報はURL(http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/news/special/pdf/0402.pdf)で知ることができる。Seattle PostとCNNは2004年4月13日に、米国のCyberkinetics社は、脳卒中や、脳性麻痺、ルー・ゲーリッグ病(筋萎縮性側索硬化症)といった身体機能を奪う病気で苦しむ患者たちのクオリティー・オブ・ライフ(生活の質、生命の質)を向上させることを目的に、4mm角のチップを麻痺患者の頭蓋骨の下に埋め込み、脳とコンピュータを直結するインタフェース「ブレーンゲート(BrainGate)」の臨床試験について、米国のFDA(Food and Drug Administration/食品医薬品局)から承認されたと報告した。詳細情報はURL(http://seattlepi.nwsource.com/business/apbiz_story.asp?category=1310&slug=Brain%20Implants)または、URL(http://edition.cnn.com/2004/HEALTH/04/14/brain.implants.ap/)または、URL(http://www.cyberkineticsinc.com/braingate.htm)で知ることができる。
●The Brain-Computer Interface ProjectのURL(http://www.ece.ubc.ca/~garyb/BCI.htm)
●Neil Squire FoundationのBrain-Computer Interface ProjectのURL(http://www.neilsquire.ca/rd/bci/bci.htm)
●EEG-based BCI(Brain-Computer Interface)のURL(http://%20www.gtec.at/products/g.BCIsys/bci.htm)
●Toby Howard: the Brain-Computer InterfaceのURL(http://www.cs.man.ac.uk/aig/staff/toby/research/bci/)
●Prof. Dr. Klaus-Robert MuellerとDr. Benjamin Blankertz、PD Dr. Gabriel Curioが研究しているBerlin Brain-Computer InterfaceのURL(http://ida.first.fhg.de/~blanker/bbci_official/)
●ロチェスター大学(University of Rochester)のBCI(Brain-Computer Interface)とバーチャル・リアリティ(Virtual Reality)のURL(http://www.rochester.edu/pr/releases/cs/bayliss.html)
BCIの流れアニメーション
Cyberkinetics社2003年11月10日に開発したと発表したリリース
Illustrirte Zeitung1856年1月26日に掲載された化学者Justus von Liebig
ミュンヘンのJustus von Liebig研究所
Justus von Liebigの階段教室
インタフェース
ペーパー・ユーザー・インタフェース
コモン・ヒューマン・インタフェース・サービス環境
ユーザー・インタフェース
ヒューマン・インタフェース
オープン・プレス・インタフェース
MIDIインタフェース
RS-MIDIインタフェース
家庭用インターフェイス委員会
SCSI
SSA
NetRezonator
MIDI認定試験
OpenGL
IEEE1284
ATA
IDE
Ultra DMA
Ultra ATA/66
DMA(Direct Memory Access)
JSparrow
ハプティックス
BUI(Bio-adaptive User Interface)
HumanML(Human Markup Language)
HMI(Human Machine Interface)
ユーザビリティ
脳機能計測
ニューロ・コンピューティング
生体分子素子
ニューラル・ネットワーク
ブレインウェア
プロテイン・スイッチ
バイオ・コンピュータ
カオス・ニューラル・ネットワーク
連想メモリ
ニューロラブ計画
EPI
セル・オートマトン型人工脳
テラマック
自己回復テクノロジー
MRI(Magnetic Resonance Imaging)
電子顕微鏡
結晶コンピュータ・チップ
STL
eLiza
ハプティックス
BUI(Bio-adaptive User Interface)
MEMS(MicroElectroMechanical Systems)
MEG(Magneto Encephalo Graphy)
MSR(Magnetically Shielded Room)
組織培養と芸術
脳磁計
BrainGate