TwinVQ

Transform-domain weighted interleave Vector Quantization

ツイン・ブイキュー

NTTが開発した、ISDN回線で音楽CD並み、アナログ回線でFM放送並みの音質を保持しながら音楽データを圧縮し、ホームページなどから好きな曲を選び、それをオンラインで聴けるようになるネットワークに対応した音楽情報符号化方式の圧縮技術、またはそのプレイヤの名称。詳細情報はVQF.COMのURL(http://www.vqf.com)または、TwinVQのURL(http://www.twinvq.org/)で知ることができる。競合する技術には、高品質な音声圧縮技術として普及しつつあるMP3(MPEG-1/Audio Layer3)がある。標準的なMP3と比較すると、VQFの圧縮比が1:18で、MP3が1:11であり、VQFが約30%小さい。ただし、MP3はマーケティング戦略に成功し、世界中で話題になったが、VQFは戦略的に出遅れ、MP3の2番手として注目されるようになった。また、MP3とVQFをシームレスに再生するプレーヤーがあるので、両フォーマットはうまく共存できる。ただし、NTTはこの技術をヤマハ社のSoundVQプレーヤーとSolidAudioポータブル・プレーヤー向けにライセンス供与し、ヤマハは誰に対してもこのファイルへのアクセスを許していないし、MP3はサポートが多く、新しい技術革新にも速くついていける環境を確保したのに対し、VQFは保守的であることからサポートも限られているという弱点がある。将来的には1998年10月に策定されたMPEG 4の標準規格にVQFとAAC(Advanced Audio Coding)が併用されることになっていることから、今後どうなるかは明言できないが。多くのアナリストは、品質とサイズの点で市場の要求に応えるには十分すぎるほどだが、NTTやヤマハ社がVQFの普及を推し進めず、何も新しいものを提供していないし、ツールや音楽がほとんどないので、MP3には勝てないのではないかと予測している。つまり、日本の技術は優秀で標準規格まで手にいてたのにもか変わらず、実際のマーケットへのアプローチが下手で、大きなチャンスをそれ以下の技術に乗っ取られていると強烈な批判まで飛び出している。この現象は、何度となく日本企業が体験したことで、ここでも再現されたといえる。NTTは1999年12月2日に、TwinVQがMPEG4に採用されたことを発表した。詳細情報はURL(http://www.ntt.co.jp/news/news99/9912/991202.html)で知ることができる。NTTは2000年10月5日に、音声データの品質を損なわないで18分の1に圧縮する、TwinVQの改良版を発表した。詳細情報はURL(http://www.ntt.co.jp/news/news00/0010/001005.html)で知ることができる。BaySideのSolidAudio対応音楽配信ショップ「BaySide Music」は2001年10月20日正午をもって閉店となった。