POD

Print On Demand

プリント・オン・デマンド

ユーザーの要求に対応し、ワン・ラインで必要な量だけ印刷する、ジャスト・イン・タイム生産方式を採用した印刷システムの総称。旧来は印刷といえば大量生産の代名詞であったが、最近ではソフトの変更に応じて販売した量だけ印刷し、ソフトの変更に対応したマニュアルなどの印刷が多くなり、どんどん採用されるようになってきた。また、このようなシステムは印刷の発色やデザインに問題を抱えていたが、技術的な向上やDTPの採用などで一般の印刷と見劣らないシステムも登場している。日本アイ・ビー・エムは、ホストからの大量一括出力が可能な高性能プリンタのAFP(Advanced Function Printer)とPODの機能を1台の搭載した印刷システムInfoPrint4000 IR型を1997年6月30日に発売した。ダイヤモンド社と富士ゼロックスは共同で1997年9月から雑誌に掲載された記事を選び出し、インターネットのホームページから記事単位に読者が発注し、自分の欲しい記事だけが載った冊子を1冊から注文できるPODサービスを開始した。日本アイ・ビー・エムはハードウェア、 ソフトウェア製品に関する全マニュアルの受注、生産、販売を1998年9月8日に子会社であるインフォ・クリエイツに移管し、PODシステムを活用したBookScopeサービスを開始した。インフォ・クリエイツではInfoPrint4000 IRを利用して、受注後に印刷 ・製本、出荷するPODの実践的なIBMマニュアル・センターになり、販売部門としてInfoCreate BookStoreをオープンした。米国のiUniverse社は、MWOA(Mystery Writers Of America/アメリカ推理作家協会)が所属作家の作品で絶版になった著書を復活させたり、新しい作品を効率的に出版することを目的で、2001年8月6日にオン・デマンド印刷方式を採用したiUniverseのシステムを導入することを発表した。詳細情報はURL(http://www.iuniverse.com/)で知ることができる。