Pentium Pro

ペンティアム・プロ

米国のIntel社がPentiumの次世代として開発していたMPUの「P6」の正式名称。1995年9月19日にP6の正式製品名をPentium Proと発表した。高度な画像処理などによって、パソコンだけでなくワークステーション(WS)の市場からも注目されていた。だが、一般ユーザーがパソコンのMPUをPentiumからPentium Proに切り替た場合、手持ちの16ビットソフトが遅くなることから、ライバル企業は業界が予測したほど速くならないことを指摘した。また、前回のような欠陥問題も尾を引いている。例えば、サーバーに搭載した場合の信頼性を指摘している。しかし、Intel社は1995年9月7日に米国エネルギー省が構築する新型コンピュータ・システムにPentium Proが採用されたと発表した。新システムはPentium Proを9000個以上搭載し、世界で初めて1テラ・オプスを超える性能を達成する予定で、メモリ容量も262Gバイトを搭載した。このシステムは1996年末に、米政府による核抑止力に関わる安全性、信頼性及び有効性の確保の要となるシミュレーションを実行するために米国ニューメキシコ州アルバカーキのサンディアン国立研究所に設置された。世界最大の米国の半導体メーカーのマイクロン・エレクトロニクス(Micron Electornics)社は150MHzのPentium Proを搭載したワークステーション並みの処理能力があるパソコンPro150 magnumを他社に先駆けて1995年12月から出荷し始めた。Intel社はMMXを組み込んだ次世代Pentium Proとして、開発コードネームKlamathと開発コードネームDeschutesを開発している。また、米国のアドバンスド・マイクロ・デバイス(AMD/Advanced Micro Devices)社は、x86互換MPUメーカーのNexGen社がNx686という開発コードネームで開発していたPentium Proクラスの次世代MPUをK6という名称で1996年10月に発表した。詳細情報はURL(http://www.amd.com/japan/K6/)で知ることができる。1997年10月15日に日本AMDは、PR 266とモバイル用を追加したK6、MMX命令を強化したAMD 3DテクノロジーとしてK6 3D、K6 3Dをベースに拡張したK6+ 3D、Slot 1と機械的な互換性を持ったSlot A対応のK7などの開発ロードマップを発表した。AMD社は1998年4月7日に、300MHzで動作するMMX機能を拡張したK6 3Dから開発されたK6/300を発表した。米国の組込用マイクロプロセッサ開発会社PTSC(Patriot Scientific)社は、Intel社のマイクロプロセッサ「Pentium」内に存在する「基本マイクロプロセッサ技術」に関して、ソニー、富士通、松下、東芝、NECの5社を相手取り、特許侵害で訴えた。ただし、「Pentium」を開発したIntel社は告訴されていないという不思議な状況で、Intel社は2004年2月4日に、カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所にPTSC(Patriot Scientific)社の特許侵害を差し止める命令を求めた訴えを提出した。PTSC(Patriot Scientific)社はこのIntel社の訴えに対し、2004年2月6日に声明を発表したが、この時点になってもIntel社を訴えていない。詳細情報はURL(http://www.ptsc.com/press/press48.htm)または、URL(http://www.ptsc.com/press/press50.htm)または、URL(http://www.ptsc.com/press/press51.htm)または、URL(http://www.ptsc.com/press/press52.htm)または、URL(http://www.ptsc.com/press/press53.htm)で知ることができる。