Pentium III


開発コードネームKatmaiとして米国のIntel社が開発し、1999年1月12日に発表したインターネットを最大限活用できたマイクロプロセッサの名称。詳細情報はURL(http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press99/990112.htm)で知ることができる。同時にIntel Pentium III Xeonプロセッサー」ブランドも発表し、それぞれのロゴも公開した。Intel社の発表では、当初0.25ミクロンの製造プロセスを用いて生産が行われ、将来的に0.25μプロセスに代わって0.18μプロセスが採用される計画で、Pentium IIで1.8ボルト(V)だったコア電圧を、デスクトップで1.5V、モーバイルPCでは1.1Vにまで引き下げられ、0.25μ版Pentium IIIは450MHzと500MHzの速度で登場するが、0.18μ版では800MHz程度まで引き上げられ、32ビットと64ビットプロセッサでは1GHzの速度を実現する計画である。ただし、競合企業のMotorola社やIBMは銅配線方式の銅チップ開発に乗り出しているが、Pentium IIIでは従来からのアルミ配線方式を引き続き採用しているようである。Intel社は、1999年2月3日にURL(http://www.intel.com/support/processors/pentiumiii/index.htm)または、URL(http://www.intel.co.jp/jp/PentiumIII/index.htm)でPentium IIIの製品情報を公開した。また、1999年2月17日にはPentium IIIを売り込むために、約3億$の広告キャンペーンを展開すると発表し、Pentium IIIを採用するメーカーの広告費も加えると脅威的なキャンペーンが全世界を駆けめぐり、シリアル・ナンバー(PSN/Processor Serial Number)計画を一気に認知させることになる可能性も大きい。詳細情報はURL(http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/dp021799.htm)で知ることができる。iMacが脅威的な販売を続けていることから、Intel社も家庭にパソコンを普及させるには「性能や価格だけではなくデザインの要素も不可欠」と言い出し、Pentium IIIのために、パソコンメーカーやデザイン会社など10社が近未来型の「家電感覚パソコン(Concept PC)」を試作した。例えばパソコンメーカーは、薄型モニタ一体型やピラミッド型、小型ビデオデッキに似た機種を公開し、米国のデザイン会社ストラトス(Strus)社が「シリコン・ボンサイ」というスタンド型のパソコンを開発し、アンダーソン・デザイン(Anderson)社は、曲線を取り入れた柔らかい箱型パソコンを試作して発表した。問題は、開発思想の絞り込みであろう。そろそろメーカーもユーザーを馬鹿にした、奇抜で驚かすだけのデザインから脱却する必要がある。iMacがなぜ売れたかを冷静に判断し、今何が求められているかを理解し、誰にでも分かる独自性があり、明確なコンセプトを訴えるプレゼンテーションが必要になる。そうでなければ、今度はユーザーがメーカーを馬鹿にすることになるだろう。すでにPentium IIIはプライバシー問題でハンディを背負った問題のあるCPUであり、それをごまかすための家電感覚パソコンの開発であれば、ユーザーはもうだまされないだろう。日本アイ・ビー・エムは音声認識ソフトウェアViaVoiceベースのアプリケーション開発者向けに、Pentium IIIに最適化した新ツールキットと、音声認識システムの中核となるランタイムの最新版を発表した。詳細情報はURL(http://www.ibm.co.jp/voiceland/)で知ることができる。Intel社は1999年2月26日に450MHzと500MHzの2種類のPentium IIIの出荷を開始した。詳細情報はURL(http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/dp022699.htm)で知ることができる。日本法人のインテルも1999年3月2日に日本国内で出荷を開始した。それに先立ち、FTC(Federal Trade Commision/米国連邦通商委員会)は1999年3月1日に米国のIntel社の反トラスト法違反裁判の訴状を公開した。また、米国のAMD社は、450MHz動作のAMD-K6-2プロセッサを1999年3月5日から出荷を開始した。詳細情報はURL(http://www.amd.com/japan/news/prodpr/nr9927.html)で知ることができる。ソニーは、Pentium IIIプロセッサに組み込まれているPSNをOn/Offで制御するための「PSNコントロール・ユーティリティ(PSN control Utility/プロセッサ・シリアル・ナンバー・コントロール・ユーティリティ)」を提供すると1999年3月12日に発表した。詳細情報はURL(http://www.ittrc.sony.co.jp/download/W-D07-U03-0.html)で知ることができる。Intel社は1999年3月18日にPSNを搭載したPentium III Xeonプロセッサを発表した。詳細情報はURL(http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press99/990318a.htm)で知ることができる。Intel社は、0.18μ技術で開発した、256Kバイトの2次キャッシュメモリをプロセッサコアと統合し、チップに内蔵したCoppermineという開発コードネームの新しいPentium IIIなど、15機種を1999年10月25日に正式発表した。Coppermineには、ローエンドPC向けの500M 533MHzと、ハイエンドデスクトップ/ワークステーション向けの667MHz/700MHz/733MHzが用意されている。詳細情報はURL(http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/dp102599.htm)または、URL(http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press99/991026.htm)で知ることができる。Intel社の新しいPentium III発表を受け、各メーカーは一斉に新製品を発表し、年末商戦に向けて準備を開始した。AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ/Advanced Micro Devices)社は1999年11月29日に、750MHzのAthlonを発表し、Intel社は1999年12月20日に、0.18ミクロンの超微細加工テクノロジーを採用した動作周波数800MHzおよび750MHzのPentium IIIプロセッサを発表した。詳細情報はURL(http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/dp122099.htm)または、URL(http://www.amd.com/news/prodpr/99121.html)で知ることができる。Pentium IIIにもXeonが登場し、米国のIntel社は2000年1月12日に、0.18μmテクノロジーのCMOS技術で製造され800MHzのPentium III Xeonプロセッサを発表した。詳細情報はURL(http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/dp011200.htm)で知ることができる。SOYO Computer社の米国子会社は、1GHzのAthlon対応マザーボード「SY-K7VIA」と1GHzのPentium III対応マザーボード「SY-6BA+IV」「SY-6VCA」「SY-6ICA」を発表した。詳細情報はURL(http://www.soyousa.com)で知ることができる。2000年4月27日にIntel社は、ボイコットが続いていたチップに搭載されるIDは、次世代プロセッサには搭載しないことを発表した。Intel社はそれまでの最高クロックプロセッサであったPentium III 1.13GHzについて、ベンチマークソフト「SYSMark2000」でテストを行ったところ、システムに高い負荷をかけた際にシステムが停止するという不具合が発見され、リコールを2000年8月28日に発表した。しかし、すでに2000年7月31日から限定集荷していたことから、出荷停止中の製品を購入して不具合を訴えたユーザーには、その製品を出荷したメーカーとの間で問題を解決して欲しいとIntel社ははコメントしている。米国のデルコンピュータとIBMも出荷を中止した。これは高速化競争で負けまいとした焦っていたIntel社の勇み足であり、図らずもAMD社のAthlon1,1 GHzの発表と同じ日にPentium IIIでは、1.13GHzの実現が不可能ということを実証したことになりそうである。米国のアナリストは、8月下旬にBroadcomを相手に起こした特許侵害訴訟でも反撃に会うなど、悪い材料が続いたIntel社の成長率の鈍化を見通し、ピークに達したという予測から、Lehman Brothersが格下げし、2000年9月6日にはUS Bancorp Piper Jaffrayも格下げした。米国のRealNetworks社は2001年5月30日にIntel社と、RealPlayerとRealJukeboxをPentium IIIとCeleronに対応したデスクトップPCマザーボード「D815EEA2」「D815EFV」にバンドル契約を締結した。米国のIntel社は2001年6月22日に、2001年6月16日 28日にニューヨーク市で開催されるTechXNYで、量産レベルとしては最小のゲート長、最薄のゲート酸化膜によるトランジスタを実現し、世界最速のトランジスタが低電圧で業界最高水準の性能を提供する0.13μmプロセスをベースとした、小さなサイズを維持しながら1GHz超で動作するモバイル向けの「Pentium III processor-M」を公開すると発表した。詳細情報はURL(http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20010622comp.htm)または、URL(http://developer.intel.com/design/mobile/perfbref/)で知ることができる。学生や生徒の技術リテラシー向上のためにIETE(国際技術教育財団/International Society for Technology in Education)が提供する教育と標準技術の情報があるサイトを公開している。詳細情報はURL(http://cnets.iste.org/index2.html)で知ることができる。また、McRelでは標準技術やベンチマーク情報をサイトマップのURL(http://www.mcrel.org/about/sitemap.asp)から検索すると簡単に知ることができる。米国のIntel社が開発コードネームTualatinとして開発していたモバイルPentium III-Mを、2001年7月30日に発表し、同時に、「Almador」という開発コードネームで、「8xx」チップセットと同じ「ハブアーキテクチャ」を採用し、「Memory &Graphics Controller Hub(グラフィックスコントローラ)」と「I/O Controller Hub(I/Oコントローラ)」の2つのハブで構成されたモバイルPentium III-Mに対応したi830チップセットを発表した。メモリはPC-133MHzのSDRAMをサポートし、最大で1GBのメモリを搭載できる。RDRAMはメインメモリとしてはサポートされていない。詳細情報はURL(http://www.intel.co.jp/jp/pentiumiii/m.htm?iid=jpfeature+text&)または、URL(http://www.intel.co.jp/jp/pentiumiii/m_feature.htm)または、URL(http://www.intel.co.jp/jp/eBusiness/products/mobile/p3pm/ar012604.htm)または、URL(http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20010730comp.htm)で知ることができる。米国のIntel社は2001年10月1日に、0.13μプロセス技術を用いた800MHz、800AMHz、750MHz、733MHzの低電圧版と700MHzの超低電圧版の「Mobile Intel Pentium III Processor-M」と、933MHz、900MHz、866MHz、800AMHz、733MHzと低電圧版650MHzの「Mobile Intel Celeron Processor」を発表し、日本法人のインテルもモバイルPentiumIIIプロセッサ1.2GHz-Mを始め、合計12種類の新製品を日本市場へも投入することを発表した。詳細情報はURL(http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20011001comp.htm?iid=update+011001&)または、URL(http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2001/011002a.htm)で知ることができる。米国のNielsen//NetRatingsは2002年12月20日に、クリスマスから新年に向け、もっとも年末商戦が沸騰する12月2日から13日に本や音楽関連商品、DVDなどの調査報告をPDFで公開した。詳細情報はURL(http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_021220.pdf)で知ることができる。米国の組込用マイクロプロセッサ開発会社PTSC(Patriot Scientific)社は、Intel社のマイクロプロセッサ「Pentium」内に存在する「基本マイクロプロセッサ技術」に関して、ソニー、富士通、松下、東芝、NECの5社を相手取り、特許侵害で訴えた。ただし、「Pentium」を開発したIntel社は告訴されていないという不思議な状況で、Intel社は2004年2月4日に、カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所にPTSC(Patriot Scientific)社の特許侵害を差し止める命令を求めた訴えを提出した。PTSC(Patriot Scientific)社はこのIntel社の訴えに対し、2004年2月6日に声明を発表したが、この時点になってもIntel社を訴えていない。詳細情報はURL(http://www.ptsc.com/press/press48.htm)または、URL(http://www.ptsc.com/press/press50.htm)または、URL(http://www.ptsc.com/press/press51.htm)または、URL(http://www.ptsc.com/press/press52.htm)または、URL(http://www.ptsc.com/press/press53.htm)で知ることができる。

[Pentium III関連のURL]
●ボイコットページのURL(http://www.bigbrotherinside.com/)
●Privacy Analysis of Your Internet ConnectionのURL(http://www.consumer.net/Analyze/)
●シャープの新しいPentium IIIを搭載した新製品情報があるURL(http://www.sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/991026.html)
●ソニーの新しいPentium IIIを搭載した新製品情報があるURL(http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG-F34BP/)


Pentium IIIのロゴ
Intel Pentium III Xeonプロセッサのロゴ
1999年2月17日、Pentium IIIの技術を解説するIntel社のPresidentでCEOのCraig Barrett
Intel社のConcept PC
1998年のPentiumファミリー(資料提供:インテル1998年10月5日現在)
Intel社の1999年後半から2000年前半のロードマップ
Pentium IIIの比較
Pentium IIIの基板
Intel社の0.18μmプロセス技術
Webショップのプライバシーに対する情報掲載
インターネットを活用した収入額別の割合
インターネット・ショップの継続年数と全体の割合
Lehman Brothersのページ
U.S.Bancorp Piper Jaffrayのページ
インターネット広告のカテゴリーとタイプ、歴史
NCLのプライバシー問題報告
米国のインターネット広告掲載タイプ要求と提供タイプの比較
CSLRが公表した日本人のオンライン・プライバシー楽観主義
2001年5月に発表したMobile Intel Pentium IIIのパフォーマンス
Harris Interactiveが公開したプライバシーとプロテクション情報
Intel社のi830チップセット
Intel社のモバイルPentiumIII-M
Intel社の0.13μm製法のウエハー
2GHzのPentium 4ロゴ
2GHzのPentium 4までの道
HarrisInteractiveが公開した2001年年末商戦の動向
ベル研究所のトランジスタの定義
Nielsen//NetRatingsが2002年12月20日に発表した2002年末商戦の動向
Amazon.comが2002年12月26日に発表した年末商戦結果
PTSC社が2003年8月7日に公開したリリース
PTSC社が2003年12月24日にソニーに警告したリリース
PTSC(社が2004年1月7日にソニー、富士通、東芝、NECに警告したリリース
PTSC社が2004年1月26日にソニー、富士通、東芝、NEC、松下電器を訴えたリリース
PTSC社が2004年2月6日に公開したリリース