PCI-X規格

PCI-X specification


Intel社はプロセッサの速度を改良しているが、マイクロプロセッサからパソコン内部でのデータを転送に関するバス規格がまったく進歩しないことから、米国のIBMやコンパック(Compaq Computer/2001年9月3日にHewlett-Packard社が買収を発表した)社、ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard/HP)社の3社が提案したコンピュータ内部のバス設計仕様の名称。米国のDell Computer社は、PCI Expressと呼ばれる別の規格を推している。ただし、PCI Expressスロットでは同じソフトウェアの再利用は可能だが、古いPCIカードを利用できず、異なるハードウェア接続を必要とする。また、PPCI-XとPCI Expressは両立しないわけではないが、コストや筐体スペースなどの問題など、1台のマシンに両技術を搭載するのは難しいといえる。ただし、これらはあくまで最近登場したごく一部にすぎず、現在でも多くは33MHzのPCIバスが使われていることが多く、この規格はIntel社が1993年にリリースした規格で、 PCI-X規格では64ビットデータ幅を持たせ、133MHzのPCIバスを定め、ハードディスクやネットワークカードなどとPCIバスを通じて接続されている。PCI標準技術の策定を行っているPCI SIG(PCISpecial Interest Group)に3社は提示した。PCI-SIG(Peripheral Component Interconnect-Special Interest Group)についてはURL(http://www.pcisig.com/home)で知ることができる。Intel社もパソコンやサーバーの内部構造に対する影響力が薄れる恐れがあるため、33MHzバスの後継技術の開発に取り組んでいるが、もし、3社が提案したPCI-X規格が新規に規格として認められると、Intel社の影響力はどんどん薄れ、収益のチャンスを逃すことにもなるため、Intel社はPCI-X規格に対して難色を示している。米国のサブリングシステム(Sebring Systems)社はPCIバスを高速化し、4.25Gバイトpsの帯域幅を実現するチップを開発している。コンパック社は1999年6月1日に、カスタマーがPCI-Xを使ったシステムへ容易に、安全に、低コストに移行できる、包括的なプログラムとして、業界初のPCI-Xイネイブルメント・プログラムの提供を開始した。PCI-X仕様はPCI SIG(Special Interest Group)と最終の開発・認可段階に到達し、2000年初めに製品が利用可能になると言われ、3社に加えて3Com社、Adaptec社、Mylex社、RCC(Reliance Computer Corp) Phoenix Technologies社、QuickLogic社など多くのリーディング・ベンダーが製品のプラットフォームとして導入する計画であることが発表されている。詳細情報はURL(http://h18020.www1.hp.com/newsroom/pr/1999/pr010699a.html)で知ることができる。PCIバスの規格を策定しているPCI SIG(PCI Special Interest Group)は、2000年10月に開催されたWORLD PC EXPO 2000に出展し、毎秒1GバイトのPCIバスを実現できる高速な次世代PCIバス規格「PCI-X」規格の実現を訴えた。コンパック、IBM、HPは、1999年の後半にはPCI-Xに準拠した製品が入手可能になると約束していたが、すでに83ページにおよぶ訂正箇所および更新事項のリストが存在し、非常に無理があった規格であったことが判明し、InfiniBand 1.0が発表された時点でも製品はまだ出荷していない。PCI SGは2003年3月16日に、メンバー向けとして「PCI-X 2.0」を2003年3月26日にリリースすると発表した。詳細情報はURL(http://www.pcisig.com/specifications/pcix_20)で知ることができる。米国のIBMとヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard/HP)社は、2004年からPCI-X技術を自社サーバ製品に組み込むと発表した。詳細情報はURL(http://h18000.www1.hp.com/products/servers/technology/pci-x-enablement.html)で知ることができる。