3次元統合画像通信


サイバースペース上に実写映像とCGを融合して3Dで表現できる通信システムの総称。NTTの「マルチメディア通信の共同利用実験」の一環として、東京大学大学院工学系研究科の原島・金子研究室とキヤノンは、原島博教授の提唱する「光線空間理論」を応用し、いろいろな角度から写した実写映像をVRMLで記述してCGの空間中にはめ込み、ユーザーが実写映像を見るときに角度を変えたり、動かしたり、近寄ったりして見ることができる3次元統合画像通信システム「Collaborative Cyber Mirage」を開発した。プロトタイプは、キヤノン新川崎事業所と東大本郷キャンパスを専用ATM回線(6Mbps)で結び、仮想モールを構築した。この仮想モールでは、ユーザーが商品をいろいろな角度からながめることができ、遠隔地(店)にいる店員に展示していない商品を在庫から出してもらうことも可能である。また、アバター同士も互いに見え、話すこともできる。デモンストレーションでは、周囲360度からCCDカメラで撮影した計120枚の映像をもとに立体として、実際の婦人服やぬいぐるみなどの実写映像をデータ化して再構成され、解像度400×250ピクセルの婦人服でデータのサイズが20MBあるところを独自の圧縮技術で7MBに、180×150ピクセルのぬいぐるみでデータのサイズが5MBあるところを2MB程度までにした。また、QuickTime VRは、撮影した視点以外から見ることができないのに対し、開発された3次元統合画像通信は、任意の視点からの立体映像の再構成ができ、上下左右どこからでも見ことができ、撮影時の解像度が許す限り近寄れることもできる。データ化された立体は、立体メガネによる2眼式立体画像、ホログラフィなどにそのまま利用できる。キヤノンは、Collaborative Cyber Mirageの前のバージョンであるCyber MirageをURL(http://www.x-zone.canon.co.jp/CyberMirage/)で公開している。iPixは2004年5月27日に、インターネットなどのネットワーク上に存在する画像、映画、ビデオ、グラフィックス、音クリップなどを含むメディア・オブジェクトの獲得、処理および分配など広範囲の問題を解決し、ビデオとオーディオ・ファイルのような内容を集める過程を合理化する技術特許(米国特許#6,732,162)を2004年5月4日に取得したと報告した。詳細情報はURL(http://www.ipix.com/cgi-bin/news/news_view.pl?title=IPIX%20Expands%20Patent%20Portfolio%20with%20the%20Issuance%20of%20Core%20Patent%20on%20Its%20AdMission%20Platform)または、URL(http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO2&Sect2=HITOFF&p=1&u=/netahtml/search-bool.html&r=1&f=G&l=50&co1=AND&d=ptxt&s1=6,732,162&OS=6,732,162&RS=6,732,162)で知ることができる。