カード・サイズPC

Card Size PC


PC/AT互換機およびXT互換機などをカード・サイズに集約したパソコンの総称。IBM互換機の基本機能をクレジットカード・サイズの大きさに集約した製品の総称としても使われる。カード・サイズPCは、FA(Factory Automation)機器やPOS(Point Of Sales/販売時点情報管理)端末、携帯情報端末に組み込まれることが多い。組み込まれたカード・サイズPCにはCPU、記憶装置、表示装置、制御用チップ、メモリなどが実装され、パソコンのマザーボードに相当する機能がある。従来は、パソコン本体を組み込んだり、マザーボードをそのまま内蔵させていたが、これをカード・サイズPCに置き換えることで、機器の小型化、コストの低減、設計の自由などが実現した。これまでは、カードの仕様がメーカーで異なり、共通性に問題があった。しかし、セイコーエプソン、PFU、沖電気工業の3社が1995年6月に、カード・サイズPCインターフェース標準化グループを結成した。カード・サイズPCインターフェース標準化グループは、1993年11月よりセイコーエプソンが採用しているISAバス・I/Oをサポートする236ピン・インタフェースEASI(Embeddwd All-in-one System Interface)を共通のインタフェースとし、今後、グループ各社がそれぞれ商品化するカード・サイズPCはEASIを採用することになった。ただし、現段階では236ピンを各I/Oブロックに分割し、それを共通化することで基本機能の互換性を確保している。日本アイ・ビー・エムが発売したChipCardもカード・サイズPCの1種である。日本電子工業振興会(JEIDA/ただし2000年11月1日に日本電子機械工業会と統合され、電子情報技術産業協会になった)は1997年5月15日に、1996年度の国内PCカードの国内出荷と輸出を合わせた総出荷枚数の統計を公表した。また、日本のPFUの子会社である米国のセル・コンピューティング(Cell Computing)社はCPUに486またはPentiumを採用し、クレジットカードのサイズ(85.6×54mm)にPCの機能を集約したインテルのチップセットを搭載して、PCIのグラフィック・コントローラー、2つのシリアルポート、1つのパラレルポートもあり、128MバイトまでのDRAMを搭載することもできる小型エンベッジ・ド・マザーボード「CardPC」を発表した。「CardPC」は、フェニックスのPicoBIOSを搭載し、AT互換機のソフトウェア環境が流用でき、Windows CEもサポートするようになっている。また、カード関連の情報がある「カードライフ」のURL(http://www.cardlife.com/index.html)には、「知る得情報5」用語集のURL(http://www.cardlife.com/d/i-ro-ha.html)もある。米国のGAOは2003年4月14日に、HUD(Department of Housing and Urban Development/米国都市住宅公社)が発行するカードが、国内の貧乏な人達の管理を容易にするというレポート「HUD Purchase Cards: Poor Internal Controls Resulted in Improper and Questionable Purchases. GAO-03-489」を公開した。詳細情報はURL(http://www.gao.gov/cgi-bin/getrpt?GAO-03-489)で知ることができる。