カード型データベース


データベースの構造の一種で、1つデータを1枚カード&スタックに書き込み管理するデータベースの総称。コンピュータを使ったカード型データベースの場合には仮想のカードを利用する。データベースには構造的に大きく分けて、カード型データベースとリレーショナル・データベースがある。ただし、コンピュータでデータベース管理ソフトとして登場したのが、リレーショナル・データベースより遅かったため、汎用コンピュータでデータベースを管理する場合には、リレーショナル・データベースを指すことが多かった。しかし、パソコンレベルでフルスペックのリレーショナル・データベース管理ソフトが存在していないため、現在では一般的にデータベース・ソフトと言った場合、カード型データベースが多い。カード型データベースは、管理するデータベースを1枚ごとのカードとしてフラット・ファイルで保存し、そのフラット・ファイルに指定されたフィールド内の用語で検索する。図書館などに用意されている図書カードはアナログ式のカード型データベースといえる。カード型データベースの代表的なパソコン用のデータベース・アプリケーション・ソフトとしては,Windows用としてMicrosoft社のAccess、ロータス(Lotus Development)社のApproach、ボーランド(Borland International)社(1998年4月29日に社名をINPRISE Corporation(インプライズ・コーポレーション)へ変更した。詳細情報はURL(http://www.inprise.com/)で知ることができる)のParadox for Windows、オラクル(Oracle)社のOracle Power Objectsなどがあり、Macintosh用としてHyperCard、クラリス(Claris/1998年、FileMaker社に変更)社のFileMakerPro、SRA社の4th Dimantion、MS-DOS用として管理工学研究所の桐、アスキーのザ・カード、Borland社のdBASEなどがある。ただし、Oracle Power ObjectsやFileMakerProなどは、リレーショナル・データベースも構築できる。パソコン用のデータベース・アプリケーション・ソフトでカード型データベースを構築するには、基本となるカードに入れる情報の種類と情報の量にしたがって、フィールドを定義し、定義にしたがって情報を記入すれば、データベースは構築できる。インターネットのHTMLで管理されているハイパー・テキストはカード型データベースの構造である。ただし、オンライン・サイン・アップやサイバー・タウンで買い物をした場合の料金などのデータは、リレーショナル・データベースのSQLで管理されている。このように、1つのもののようにとり扱われているネットワークの中にも、目的によって2つの構造のデータベースを使い分けることによって、管理されていることが多い。Claris社が1997年12月に発売するFileMakerPro 4.0では、HTMLページを作成しなくても「インスタントウェブ」と呼ぶ機能を使うことで定型フォームでFileMakerProのファイルをWebに上に公開できる機能も搭載し、さらに「カスタムウェブ」機能では、クラリスダイナミックマークアップ言語(CDML)と呼ぶ専用のHTMLの拡張タグを使用してブラウザでの表示を自由にレイアウトして独自のフォームを作成し、インターネット、イントラネットに対応させ、データベースの基本機能の表示、編集、追加、削除、検索、ソートなどがブラウザで実行できるようになった。また、パスワードの設定でアクセスを制限することも可能になった。データベースソフトは、データを管理するためのアプリケーションで、データをもっとも慎重に扱うべきであるが、1998年8月にMicrosoft社のデータベースソフトAccess 97からデータベースのデータを消し、1つのAccessデータベースのレコードでの変更が別のレコードに保存され、データベースのレコードを混乱させる可能性のあるバグが発見され、1998年8月19日頃からニューズグループ「comp.databases.ms-access」などで大きな話題になっている。このバグは、開発者たち使用中のアプリケーションをプログラミングし直す必要があったり、データベースも間違いだらけになる可能性もある。また、開発者たちによると、この欠陥によって間違った請求書を発行したり、間違った調査分析などで法律上の大きな損害をもたらす可能性まであるという。Microsoft社も1998年8月25日にこのバグを認めた。複数のユーザーは、このバグがAccessの2.0、95、97のバージョンに影響すると報告している。このバグはJETDB_Access-1にも景況することをMicrosoft社は認めた。テグレット技術開発は、Excelファイルに高い互換性を持ち、1,000項目まで表計算データを共有できるLAN対応の表計算データベースソフト「dbSheet」を1998年10月28日に発売した。詳細情報はURL(http://www.teglet.co.jp/)で知ることができる。また、excel活用事例集はURL(http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sirai/excel/)で知ることができる。富士通ミドルウェアは、仏教用語で深い無意識の世界を指す「阿頼耶識(アラヤシキ)」という文書型データベースソフトを1999年11月に発売した。FileMaker社は2000年12月9日に、FileMaker ProデータベースをPalm搭載機と連動させるソフト「FileMaker Mobile Companion」を正式発表した。詳細情報はURL(http://www.filemaker.com/products/mbl_home.html)で知ることができる。日本IBMは2002年3月5日に、子会社のロータスと日本チボリシステムズを2002年7月1日付で日本IBMに統合し、日本IBMソフトウェア事業部の1部門にすると発表した。米国のFileMaker社は2002年7月9日に英語版のFileMaker Pro 6を発表した。詳細情報はURL(http://www.filemaker.co.jp/news/p20020709.html)で知ることができる。米国のGAOは2003年4月14日に、HUD(Department of Housing and Urban Development/米国都市住宅公社)が発行するカードが、国内の貧乏な人達の管理を容易にするというレポート「HUD Purchase Cards: Poor Internal Controls Resulted in Improper and Questionable Purchases. GAO-03-489」を公開した。詳細情報はURL(http://www.gao.gov/cgi-bin/getrpt?GAO-03-489)で知ることができる。英語版FileMakerPro Ver.7が2004年4月6日に米国で発売された。FileMakerPro Ver.6までは、テキストフィールドが半角64,000文字まで、ファイル全体では約2Gバイトまでに限定されていたが、FileMakerPro Ver.7ではテキストフィールドが2Gバイト、ファイル全体では約8Tバイトと大幅に拡大された。ただし、MacOS Classic版はない。詳細情報はURL(http://www.filemaker.com/)で知ることができる。

●ファイルメーカーPro関数・スクリプト事典のURL(http://rutles.net/books/088.html)