本来は航海日誌のことで、パソコンや通信などでは、開始手続きやコマンドであるログイン(login)、また終了する手続きのログアウト(logout)の総称として使われ、それらの情報を保存することで、システムへのアクセス経歴を知ることができる。とくにサーバーなどのログ情報(log file)を調べることで、ヒット数などを知ることができる。ただし、このログ情報を利用することでクラッカーから被害を受けたときの情報を知ることかできたり、他人のログ情報を取得することで、これまでにどのような仕事をしたか、どんなサイトを訪ねたかなどのスパイとして利用することもできる。例えば、パソコンのシステムトレイに常駐させ、起動したアプリケーションのログを取得し、HTML形式で保存でき、いつ、何のアプリケーションを使ったかの履歴を調べることができるMusashi Creationの「MC Watcher Ver.1.0」というフリーウェアもある。詳細情報はURL(http://hp.vector.co.jp/authors/VA017224/)で知ることができる。法務省は、電子メールがいつ、どこから、だれに対して送受信されたかを示す通信履歴(ログ)を、最長で90日間保存するようにプロバイダ側へ要請できる捜査手続きを新設する刑事訴訟法改正案を2004年の国会に提出する方針が明らかになり、法案が成立すれば、捜査機関は裁判所の令状なしに、メールの送信元、送信先、通信日時などを特定した上で、電子データを蓄積するサーバーを管理するプロバイダーや大学、企業などに最長で90日間保存するよう要請できるようになるが、憲法で守られた「通信の秘密」にかかわる通信履歴を令状なしに保全させることから手続きの新設には慎重論も出ている。