ルータ・ケツァル・アルゼンタリア探検隊


クリストファー・コロンブスのベネズエラ海岸到着500周年と、ポルトガルの探検家バスコ・ダ・ガマのインドのコルカタ(2001年1月からkolkata/旧カルカッタ/calcutta)へ向けた最初の航海を記念して1998年6月19日にスペインのマドリードを出発したベネズエラのオリノコ川と密林地帯を探険する探検隊の名称。隊長は著名なスペインの探検家ミゲル・デ・ラ・クワドラ=サルセードで、隊員にはヨーロッパやラテンアメリカの17歳の学生325人が参加している。この種の探検は今回で13回目で、スペイン外務省の後援を受け、特待制度によって、今日まで7000人以上学生がこのプログラムに参加している。このプログラムでは、ラテンアメリカ諸国間の絆を深めるとともに、文化と冒険を組み合わせ、学生たちの異文化体験の促進、環境保護意識の向上を目指してる。この探検隊はIBMから支援を受け、ThinkPad 770とIBMのグローバル・ネットワーク・サービスを組み合わせ、電話回線につながった内部モデムを用いて通信と衛星中継による電話通信などを利用して、世界100ヵ国以上との完全なインターネット接続や多彩な通信およびサポート・サービスを受けている。また、隊員はすでに隊専用の電子メール・アドレス(ruta_quetzal@ibm.net)を用いて、世界各地からのメッセージを受信したり、返信を送ったりしている。ただし、世界の文化侵略をし、破壊したコロンブスやバスコ・ダ・ガマなどの探検グループを記念としてこのような環境を提供するより、日本アイ・ビー・エムは日本のインターネットデジタル猿岩石やメディア・アクティビスト、20人のビデオジャーナリストなどにこのような通信環境を提供しないのか疑問が残る。これらのグループなら、ルータ・ケツァル・アルゼンタリア探検隊よりもっとリアルで有益な利用の仕方を低価格で実現することだろう。日本人の文化意識が低いのではなく、日本の企業の文化意識が低いのか、それとも情報を売り物にしているにも係わらず勉強不足なのか、理解できない。金儲けもいいが、それをいかに社会に有効に還元するかで、その企業の文化意識が明確になる。文化意識のない企業はいつか国民に飽きられることだろう。