照明のあて方の総称。視覚は光の存在による感覚現象なので、ライティングは撮影の重要な要素である。照明では光の種類、光の強さ、光をあてる角度、どの部分に照明をあてるかなどを考える。用いる光の種類は大きく分けて自然光と人工光である。人工光を使った照明では、自然な光を再現するために、数多くの照明器具が必要になり、なかなか難しい。伝統的な日本の建築空間では、襖などを通して光と影との繊細な演出が見られる。これは、人工光で自然な感じを出す技術例である。照明計画では被写体の影の強さを調節したり、明るい部分を付け加えたりして効果を出す。あるいは、積極的に人工的な照明空間を作り出そうとする。これらを選択する場合には、目的を明確に決めることが重要である。人工光は、ライトの種類によって色や拡散の仕方が異なる。光の色には赤っぽい白熱灯、青みのある蛍光灯、自然光に近い色のデイライト(daylight)タイプなどがある。こうしたライトの色は色温度で表すことができ、タングステン・タイプ(tungsten)では3200°K、デイライト・タイプではだいたい5600°Kの表示となっている。ライトは使用する電力の大きさによって明るさが異なる。また、色セロファンなどで照明の色を意図的に変えることもある。ライトは、直接あてると均一な照明効果が得られないので1度後ろの壁や天井などに反射させて(バウンス:bounce)拡散させることもある。白い傘を逆さに向けて反射させる方法はスクープ(scoop)といい、バウンスの場合より光の方向を調節しやすい。レフ板(reflector panel)は薄い板にアルミホイルなどをはりつけたもので、反射させた太陽の光を照明として利用することができる。レンズの前に光を拡散するフィルタをつけるのはディフュージョン(diffusion)といい、ガラス製のフィルタの代用として、トレーシング・ペーパーを使うこともある。また、さまざまなパターンの素材を照明用のフィルタとして利用できる。しかし、照明器具は発熱するので、ライトの操作で火傷をしたり長時間照らされた場所で火災の危険もあるので注意が必要である。フルネル・レンズ(fresnel lens)はスポット・ライト(spot)に使うもので、光を同心円状の凸レンズに通してきれいなビームをつくり遠くまで照らせる仕組みになっていて、灯台のライトにも使用されている。これらの技術は、全てコンピュータで作り出す3D-CGの世界でも利用される。インターネット上にはBoy Kieslingが提供するHow to Photograph LightningというURL(http://www.scc.net/~kiesling/howto.htm)もあり、重要なリンクページとしてURL(http://www.scc.net/~kiesling/kies2.htm)も用意されている。
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-1
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-2
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-3
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-4
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-5
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-6
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-7
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-8
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-9
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-10
Illustrirte Zeitung1851年8月16日に掲載された灯台-11
Illustrirte Zeitung1856年11月8日に掲載されたモスクワのライティング