マイクロ・スキャナ・システム

Micro Scanner System


マイクロ・フィルムに記録されているデータをデジタル変換するシステムの総称。16mmマイクロ・フィルムは1本で2,500コマまたは、5,000コマ記録できるタイプがあり、各種画像を625分の1などに縮小してアナログのモノクロ写真で記録する。富士フィルムでは、そのマイクロ・フィルムのアナログ・データを1コマ1秒でデジタル変換するマイクロ・スキャナ・システムF-TIMESシステムを1996年1月に発売した。中心機材はMS-160Xで、16mm幅の標準カートリッジ式マイクロ・フィルムの画像を1コマ1秒で読み取って画像転送できる能力がある。マイクロ・フィルムには法的証拠能力や約300年の保存性といった社会評価から、銀行や情報機関が膨大なデータ・ストックを持っている。最近、そのデータをデジタル化する機運が急速に進み、注目されている。ただし、公文書などをスキャンしてデジタル化された画像は修正が簡単に行えることから、証拠としての法的な価値が問われることになるだろう。スキャンされた画像データにその場で電子の透かしなどが挿入される技術が、今後注目されることになりそうである。