放映権独占

独占放映権

衛星放送、CATV、デジタル放送など有料放送事業者が、特定のスポーツイベントの放映権を独占し、顧客獲得の手法にする総称。また放映権を独占して放映することを独占放映といい、その権利を独占放映権という。放映権の買収は、会員以外は特定のスポーツイベントが視聴できないとして、有料放送事業者の会員獲得のための買収攻勢に社会的な反発が表面化している。例えば、英国議会は与野党にまたがる議員連合が規制策を訴え、当初は高額な放映権がスポーツ振興に役立つと主張していた政府も対応に乗り出し、現在、オリンピックやウインブルドン決勝、競馬のダービーなど主要なイベントを対象に検討中である。その背景には、メディア王といわれるオーストラリア人のルパート・マードック(Rupert Murdoch)が率いる英国の衛星放送会社BスカイB(British Sky Broadcasting group)が買収攻勢をかけ、欧州で人気の高いゴルフ大会のライダー・カップの独占放映権を取得し、2000〜2008年の間のオリンピックも独占放映権を高額で取得しようとしていることから問題が表面化した。しかし、2000年以降、夏冬5回のオリンピック放映権をNBCが買い取り、テレビ業界を驚かせた。EU(欧州連合/European Union)も規制する動きが出ている。例えば、オランダのフィリップス(Philips)社はサッカー専門の有料チャンネルを作ろうとし、反発が表面化した。CNNは2003年11月3日に、BスカイB(British Sky Broadcasting Group PLC)がRupert Murdochの息子James Murdochを新しいchief executiveに指名したと報道した。詳細情報はURL(http://edition.cnn.com/2003/BUSINESS/11/03/murdoch.sky.ap/index.html)で知ることができる。France 24は2007年5月14日に、テレビ番組「Big Brother」などを作ったEndemol社が、イタリアのMediasetによって率いられた共同体が買収したと報告した。Mediasetによって率いられた共同体は、Endemol社の75%の株式に対し1株あたり25ユーロで、26億ユーロをスペインの通信事業者Telefonicaに支払うことで合意した。Mediasetは、スペインのメディア子会社Gestevision Telecinco、John de Molによって率いられたオランダの投資会社Cyrteによって設立された。John de Molは、Joop van den Endeと投資銀行Goldman Sachsと共に1994年にEndemoll社を共同設立した。36%の株を所有していた元イタリア首相のヴィオ・ベルルスコーニイタリア(Silvio Berlusconi)のMediasetとGestevision Telecincoは、Endemol社に4億8600万ユーロを投資する計画であった。これでEndemol社のヒット番組「Star Academy」「Extreme Makeover」「Big Brother」が、Mediasetの管理下に移行する。これは、企業買収というより、テレビ番組買収といえる。今回の買収劇は、イタリアの議員がMediasetの市場を優位にすることを制限するため、3つのチャンネルと他の2つの衛星放送を規制する法案を可決する準備をしていたときに起こった。Mediasetは2006年にドイツ最大の民放ProSiebenSat1を買収しようとして失敗している。詳細情報はURL(http://www.france24.com/france24Public/en/administration/afp-news.html?id=070514175043.9x8fpetb&cat=null)または、URL(http://www.endemol.com/)で知ることができる。International Herald Tribuneは2007年10月9日に、フランスの文化大臣(French Culture Ministry)Christine Albanelが火曜日に、放送規則の変化がグローバルなテレコミュニケーションとインターネット会社で競争することができ、国内の大きいメディア・グループの出現を容易にすると考えていたと言っていたと報告した。来週にも、4つの領域で規則を見直すために「 プロデューサーと放送局の関係(relationships between producers and broadcasters)」「広告メディア・ルール(advertising rules in the media)」「反集中メディア・ルール(anti-concentration rules in the media)」「公共放送のオーバーホール(overhaul of the public broadcasting sector)」のワーキング・グループが設立される。この1986年放送法改正法案は、2008年第1四半期の終わりに結論が提出される。この改革に対し、投資家達は番組制作コストの削減と広告収入の増大が予測されることから、歓迎したと報告している。つまり、メディア運営企業に取って歓迎される法案と言いうことで、フランス大統領サルコジの仲間が喜んでいることになる。フランス大統領サルコジ(President Nicolas Sarkozy)は、メディア操作で大統領になったと言われていることから、イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ首相(Prime Minister Silvio Berlusconi)のメディア政策を思い出す、詳細情報はURL(http://www.iht.com/articles/2007/10/09/business/francetv.php)または、URL(http://www.jiten.com/index.php?itemid=7469)で知ることができる。
ロイターは2008年1月31日に、ヨーロッパ最高裁判所がイタリアのTVシステムは国営放送局RAIとMediasetによって完全支配され、競争する状態ではないため、はEU規則違反と2008年1月31日にに裁決し、国家の適用範囲を得るために過去9年間ローカル放送局「Europa 7」との競争を強化するように訴えたと報告した。
国営放送局RAIが持っている3つのチャンネルとMediasetによって、イタリアの無料TVはほぼ完全に管理されている。
テレコム・イタリアによって管理されている「Europa 7」は、1999年にイタリアで放映権を取得したが、テレビの頻度を割り当てていなかったため、損害賠償を請求した。
これは、不法にMediasetのチャンネル「Retequattro」だけに頻度を割り当て、1つだけが与えられていた。
ところが、その訴えをイタリアの管理法廷が廃棄していた。
「Europa 7」は、イタリア最高管理裁判所に上告したが、その判決の前に、ヨーロッパ法廷に意見を求めた。
野党党首で、億万長者のシルヴィオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)によって所有されていたMediasetは、ヨーロッパの裁判判決は、Retequattroに影響しないと言っいる。詳細情報はURL(http://www.reuters.com/article/televisionNews/idUSL3190255020080131?sp=true)または、URL(http://www.beppegrillo.it/eng/2007/03/europa_7_the_tv_station_that_d.html)で知ることができる。