ビオトープ

Biotop


生態学的に見て一様な機能を有するひとまとまりの空間の総称。このように考えてくると、「ビオトープ」という言葉は西洋で生まれたが、その典型的な空間は、日本の庭園であると言えるのかもしれない。Biotopとは、森林などに限らないで、地表面が完全に人工物で覆われていて生命が存在しえないところも含まれていたが、最近では環境問題で取り上げられるようになり、二酸化炭素を吸収し、酸素を供給しうる環境や、 自然を維持し、森林において日光浴や余暇に利用できうる空間であり、生態学的に価値の高いBiotopだけをビオトープと呼ばれるようになっている。特に水のある環境を整え、植物を植え、酸素を十分に含んだ水が自然に生まれるような環境を作り、人がとくに手を加えなくても動物や微生物が生息しやすい空間を作ることがビオトープと一般名詞のように使用されるようになってきている。また一部では、雑草が茂り、トンボの幼虫であるヤゴやゲンゴロウ、蛍など、自然のままの空間をビオトープと呼ぶ人まで登場している。このように考えると、動植物が発信する情報がスムーズに同調し、成長することができ、一つの世界を形成することが可能な空間こそがビオトープと言えるのかもしれない。つまり、自然界における、アナログ・マルチメディア空間と言うことになる。汚いから排除すると言った、これまでの短絡的な常識では解決できなくなったデジタルな空間で、あらゆるメディアが同調し、協調することで、新しいコスモス(sphere)を形成し、成長させるための典型的なフィールド・ワークとして、ビオトープには参考になる点も多く含んでいることだろう。ENS(Environment News Service) World Newsは2002年10月22日に、「National Audubon Society」が、米国に古くからいる在来種の鳥生態調査を実施し、その生態バランスの変化から危険信号を発表したと報告した。詳細情報はURL(http://ens-news.com/ens/oct2002/2002-10-22-07.asp)または、「Audubon's WatchList」のURL(http://www.audubon.org/bird/watchlist)で知ることができる。農林水産省は2003年8月15日に、「森林資源現況調査結果の概要について(速報値)」を公開した。詳細情報はURL(http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h15-8gatu/0812sigen.htm)で知ることができる。Tiny Bowdoin Collegeでは日本庭園(Zen Gardens/禅の庭?)を紹介したURL(http://academic.bowdoin.edu/zen/index.shtml?overview)を公開している。