脳指紋法

Brain fingerprinting


一種の嘘発見器(polygraph)のような装置で、被験者の頭部に脳の電気的活動を検出する電極が付いたバンドを装着し、画面に言葉や映像が次々と表示されるモニタの前に座らせ、視覚的な刺激を受けたとき、P300と呼ばれる脳波の波形に反応が現れることから、コンピュータでこの信号を独自のアルゴリズムで解析して、その容疑者がテロ攻撃の犯罪に関することを知っているかどうか確かめる検査法の名称。ただし、嘘発見器(polygraph)の結果に大きな疑問が持たれているように、「Brain fingerprinting」の正確性には疑問視する意見も多い。同時多発テロの発生により、膨大な容疑者を判別することを目的に、アイオワ州の神経化学者ローレンス・ファーウェル(Lawrence Farwell)博士が脳指紋法を採用した装置を開発したことが、米国のブレイン・ウェーブ・サイエンス(Brain Wave Science)社から発表された。詳細情報はURL(http://www.brainwavescience.com/)で知ることができる。Lawrence Farwell博士の指導教授であったイリノイ大学のエマニュエル・ドンチン(Emanuel Donchin)博士もLawrence Farwell博士と共著で1991年に「Brain fingerprinting」という論文を「精神生理学ジャーナル(Journal of Psychophysiology)」誌で発表している。詳細情報はURL(http://www.hhpub.com/journals/jop/)で知ることができる。ただし、このような検査でテロリストと判断されたのでは、将来はかなり危険な検査が行われることになりかねないが、嘘発見器(polygraph)もその信憑性から、それだけで証拠として採用されることは少ないことから、この「Brain fingerprinting」も証拠として採用されることはまずないだろう問題は証拠にならないまでも、その検査による精神的な威圧として利用される可能性は高い。また、インターネット上には脳について知ることができるBrain Explorerもある。詳細情報はURL(http://www.brainexplorer.org/)で知ることができる。また、インターネット上には製薬会社Pfizerが提供している「Brain games(頭脳ゲーム)」もある。詳細情報はURL(http://www.pfizer.com/brain/)で知ることができる。理化学研究所は2004年2月27日に、理研ニュース別冊として、「なるほど!脳の中身が見えてきた!」のPDF版を公開した。詳細情報はURL(http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/news/special/pdf/0402.pdf)で知ることができる。VNUnet UKは2005年9月1日に、米国国土安全保障省が次世代コンピュータベースの嘘発見器(lie detectors)を開発する科学者に、US$350万支援をすると報告した。このUS$350万支援基金は、「micro-expressions」「micro-gestures」と呼ばれる技術を利用して、手のジェスチャー、肩をすくめる、視点の移動などといった表情から小さな神秘体運動変化(subtle body movements)を捉える研究をしているニュージャージーのラトガース大学(Rutgers University)に勤務するYannis Androulakisをはじめとするコンピュータ科学者(Dimitris Metaxas/Center for Computational Biomedicine Imaging and Modeling)に与えると言うことで、研究者は出入国審査官が国境検問所などの入り口段階で、より早く、正確に見通すことができ、この技術を導入することで、大使館などのビル警備強化、通常の査問で警察などを支援できると報告している。詳細情報はURL(http://www.vnunet.com/vnunet/news/2141685/computerised-lie-detector)または、URL(http://biomedical.rutgers.edu/index3.php)で知ることができる。米国の法廷で指紋捺印の信頼性についてテストしているが、驚いたことに指紋押捺が貴重で一般に信頼できるツールであるということについて、これまで十分に議論されてこなかった。そして、1つの主要な欠点に苦しみ、人生を台無しにしている人がいるということで、newscientist.comは2005年9月15日に、誤認逮捕で投獄され、自ら犯さなかった犯罪によって人生を台無しにしている人がいることから、1世紀以上に渡って使用されてきた指紋を再検証し始めたと「How far should fingerprints be trusted?」を報告した。指紋試験官がどれくらいの頻度で間違った報告をしたかという研究が皆無に近いと報告し、この禁断の分野に踏みいって、指紋捺印の信頼性テストは重要な科学的研究になる。今コンピュータ分野でも多くのバイオメトリックス技術を導入してきているが、まず信用できるという概念が先行し、「負」の要素である間違い頻度の科学的検証をどれほど実施されているのかといえば、一世紀以上に渡って使用されてきた指紋でも、このような調査はほぼ初めてということから、再度考える必要がある研究といえる。科学者は取りあえず、肯定的理論だけを優先することが多く、それは科学の発展途上時期に認めさせるために使用されてきた考え方で、そろそろ「負」の要素から、科学的な検証をする時期になってきたといえる。詳細情報はURL(http://www.newscientist.com/article.ns?id=mg18725174.500)で知ることができる。