EAI(Email Address Internationalization) WG


電子メールアドレス全体をASCIIと上位互換性があるUTF-8で取り扱うことで、UTF-8を正しく取り扱えるように関連プロトコルの仕様を拡張し、国際化を実現しようとしている、電子メールアドレスの国際化の作業を行っているワーキング・グループの名称。詳細情報はURL(http://www.ietf.org/html.charters/eai-charter.html)で知ることができる。
インターネットメッセージフォーマット(RFC 2822で定義)を拡張し、 国際化された電子メールアドレスをヘッダに記述できるようにする「UTF8HDR」、MTP(RFC 2821で定義)を拡張し、国際化された電子メールアドレスにメールを配送できるようにする「SMTPEXT(」、国際化された電子メールアドレスを取り扱えるように、電子メールの配送状況通知(DSN)(RFC 3464で定義)と開封確認通知(MDN)(RFC3798で定義)を拡張する「DSN」の3本についてはWGにおける合意が形成され、IESGに提出された。
最後に、国際化された電子メールアドレスを取り扱えない場合の、下位互換性維持のために行う変換について定義する「Downgrade」もWGでの合意形成のためのWG Last Callを実施することが合意され、合意形成後にIESGに提出される。
EAI WGではまず実験(Experimental)目的のRFCを作成し、そして、実験を通じた経験の収集と評価を行い、標準(Standards Track)となるRFCを作成する手順で実施することにしている。
この手順から、仕様に基づいた試験実装を持ち寄り、実装の評価及び相互接続性の検証を行うための作業が進められている。
その一環として、CNNIC、TWNIC、およびJPRSが開発したEAIプロトタイプ実装が、JPRSの米谷嘉朗からWGに紹介された。詳細情報はURL(http://www.ietf.org/mail-archive/web/ima/current/msg02469.html)で知ることができる。
また、.info等を管理するAfilias社のプロトタイプ実装も紹介されている。詳細情報はURL(http://www.ietf.org/mail-archive/web/ima/current/msg02484.html)で知ることができる。
WGでは、これらをはじめとする試験実装をターゲットに評価・検証を進め、IETF72で相互接続のデモンストレーションを行い、その後は、標準(Standards Track)仕様の作成を目指したWGの再編成を行うことにしている。